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2009/10/12
政府・与党の政策決定システム「各省政策会議」を改めて説明 小沢幹事長、輿石幹事長職務代行
小沢一郎幹事長、輿石東幹事長職務代行(参議院議員会長)は、12日夕に甲府市内で行った会見において、小沢幹事長が民主党所属全議員に対して18日に通達した、政府・与党の政策決定システムに関して、改めて説明した。
質問した記者に対して小沢幹事長はまず、「私が申し上げているわけではないし、文章をよく読んでほしい」とまず求め、あの仕分けのまとめは5人の党首脳が集まって決めたものであると改めて明らかにし、「原案は政府サイドを構成している方々から出されたもの、マスコミも正確に伝えてください」と述べた。
本来は両院議員総会で配布する手はずになっていたが、「何の都合かは知らないが配布にならなかったから、みんなが今後はどうするのかという心配もあり、私が幹事長に就任して(いたので)、首脳で決めたものを配布したというのが事実だ」として、報道陣に対し、「間違った報道をしないようお願いする」と重ねて求めた。
そのうえで小沢幹事長は、その中身について「一般行政に関する政策の決定は各省政策会議でみんなの意見を聞きながら、決定は政府が行うということである。選挙や政治資金や、国会運営にかかわることなどは政治的な問題であるので、みんなの意見を聞くという前提に立ちながらもこれは政党が責任をもって決定し、党の議員提案で行うという仕分けをした」と解説。「議院内閣制の本質を考えれば当然のことであろうと思っている」と語った。
小沢幹事長はさらに続けて、「政府が、政党の、自分たち与党のものでないという意識に立つとおかしいということになるが、それは旧来の考え方であって、われわれの政府なのだから、与党としては政府と与党は一体であり、国会は議員内閣制においては政府と国会が対立するのではなくて、政府・与党と、野党の意見の対立というのが議員内閣制で、これは大統領制とちがうところであるので正確にご理解いただきたいと思っている」と述べた。
輿石幹事長職務代行も「5人の旧党3役懇談会でこの問題は確認しあったもの」であると説明し、「幹事長ペーパーというような名前を勝手につけて幹事長サイドでやったような報道がされているが、そういう報道の仕方に憤りを感じる」と報道のあり方に注文をつけた。
同時に、「私たち自身が、野党から与党になったという頭の切り替え、その意識の変革をきちんとしないと」との認識を示した。
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