★阿修羅♪ > 昼休み29 > 196.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009/10/11(日) 20:46:23 ID:JVIFk4VI
国有農地、使用料滞納3億円 無断転用も 検査院指摘
農林水産省が各都道府県に管理を委託している国有農地と開拓財産の貸し付け状況などを会計検査院
が調べたところ、使用料の滞納額が08年度末時点で約3億3千万円に上ることが分かった。無断転用な
どの契約違反者もみつかった。検査院は「使用実態を把握し、滞納者や違反者の契約は解除すべきだ」
と同省に改善を求める。
農水省などによると、国有農地と開拓財産の管理は都道府県に委託され、農業以外に住宅、店舗、工場
などの用地として個人事業者にも貸し付けている。転用して借り受けた人は年1回、使用料を支払い、納期
に間に合わないと、年利8.5%を延滞金として支払う。都道府県の同意を得ずに用途変更や第三者への
転貸、使用権を譲渡することができないなどの条件が付く。都道府県はこうした事実が明らかになった
場合、調査した上で貸し付け契約を解除する手続きを取らないといけないことになっている。
検査院が国有農地と開拓財産を調べたところ、使用料の未払い額は22都道府県で計約1億9285万円
あった。このうち、5都道県が08年度末までに貸し付けた国有地約65万平方メートルに対する未払い額
が95%以上を占め、計約1億8497万円だった。
また、1年以上使用料を支払わない借受人は5都道県で27人おり、計約1億7492万円で延滞金を含む
滞納額は計約3億3千万円に上った。10年以上滞納している借受人も15人いた。都内では10人が無断
転貸したり、借地に建てた建物を第三者に売却したりしていた。都はこうした事実を把握していたが、契約
解除していなかった。
最も多額の滞納者は、東京都江戸川区内で約740平方メートルの土地に駐車場付きの飲食店を無断で
建てて営業していた。滞納額は約6300万円。94年に違反が発覚したため、都は事態解消のため違反
していた84年までさかのぼり、10年分の使用料を徴収し、94〜96年度を貸付期間として契約したが、
滞納者は94年度分を支払っただけという。
:2009/10/11(日) 20:47:15 ID:JVIFk4VI
都は04年に、都の同意がないのに第三者がこの飲食店を使用していることを確認したが、滞納者に使用
料などの支払いを求める督促状を通知するのみで、無断転貸や滞納を理由に契約解除にはいたってい
ない。
都は「滞納者が経営悪化を理由に支払わない。支払ってもらえるよう説得している」と説明している。
(前田伸也)
◇
〈国有農地と開拓財産〉 国有農地は戦後の農地改革により、国は地主のいない農地や採草放牧地を
買収し、原則として小作人に売り渡した。また、食糧増産と帰農促進のために国が開拓事業で取得した
山林などを開拓財産と呼ぶ。大部分が買収とほぼ同時期に小作人らに売り渡されたが、買い手がつかず
に残った土地がある。この土地は農地法により都道府県が管理し、農地や商業用地などとして貸し付け
ている。08年度末で貸し付け面積は199万6千平方メートルあった。
http://www.asahi.com/national/update/1011/TKY200910100373.html
★コメント投稿フォーム (1000字まで) よかったら一言、ここに感想などお聞かせ下さい。 コメント投稿するとすぐにこの上部に表示されます。 |