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2009/10/08(木) 12:44:59 ID:2+4MwEjq
豊洲への移転をめぐる東京都の情報隠しは今に始まったことではない。07年5月、民主党の議員団が
現地を視察した時のことだった。新市場建設課(当時)の課員が37ヘクタールもの広大な豊洲の予定地
を案内するのだが、拡声器を使って「右に行って下さい、左に行って下さい」と指示した。
筆者は「おかしいな、変だぞ」と疑った。案の定、移転問題を追及している川内博史衆院議員(現国土交通
委員長)がよく通る声で「そっちじゃないでしょ!」と課員を制した。課員は「しまった」という表情を浮かべた。
川内議員が指す方向に行くと地下水がしたたり落ちる窪地に出くわした。地下水をリトマス試験紙につけ
るとアッという間に紫色に変わった。ペーハー観測器は11・30(中性は7・0)を指した。
すると東京都新市場建設課の飯田一哉課長(当時)が「検査等の行為はやめて下さい」とヒステリックに
叫んだ。筆者が「なぜ(検査しては)いけないの?」と尋ねたが、飯田課長は答えなかった。これなどは
序の口だった。
「豊洲は土壌対策さえ行えば安全である」と吹聴するために東京都が委嘱した専門家会議は07年〜08
年の間、現地調査を続けた。発足当初は都の方針を追認するかのような見解を示していたが、現地の
土壌を知るにつれて安全性に疑問を抱くようになったのだろう。都が指定した調査期間を終える際、平田
健正座長(システム工学・和歌山大学教授=当時)は「慎重を要するためにも調査はさらに続けた方が
良い」とまで言った。
ところが東京都の公式発表は「平田座長は『十分な土壌対策を講じれば安全性は確保できる』と結論づけ
た」であった。見事な改ざんだ。都合の悪いところは一切表には出さず、事実をねじ曲げてまで自分に有利
なように誘導する。情報操作など飛び越えて、ある種「詐欺」である。
東京都が廃棄した4本の検体(土)にはどんな化学物質が含まれていたのか。いつの時点で捨てたのか。
「不都合な真実」は力づくで隠す石原都政の悪業と共に明るみに出るだろう。裁判の行方が楽しみだ。
http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910071333/1.php
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