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2009/10/05(月) 20:48:35 ID:hiVPMU7O
余野川ダム:箕面市長、建設費の返還求める意見書提出
淀川水系余野(よの)川に国土交通省が計画し、建設が事実上中止されている余野川ダム(大阪府
箕面市)をめぐり、同市の倉田哲郎市長が5日、前原誠司国交相を訪れ、利水者としてこれまで負担し
た建設費約11億円の全額返還などを求める意見書を提出した。ダム事業中止に伴う負担金の返還を
自治体が求めるのは異例。
余野川ダムは91年に治水・利水を目的に計画された多目的ダム。総事業費約500億円のうち約41
6億円が支出されたが、ダム本体は未着工。国交省の諮問機関の淀川水系流域委員会が05年、事業
中止が望ましいと答申したことなどを受け、国交省と同市などがダム事業の法定計画の廃止に向けて
調整している。
国交省や市によると、91〜02年度まで同ダム周辺で開発中の宅地の水道水に充てる予定で計約
11億円を負担したが、工期延長で完成が遅れ、市は水源をダムの利水から府営水道に変更。市は
03年度以降の利水負担の猶予を申し入れ、国は請求していない。
倉田市長によると、国との調整の中で、本来の負担額に足りていないとして、約11億円のほかに50
00万円の支払いを求められた。意見書では▽事業中止は国の都合▽ダム撤退の手続きも意思表明
も正式にしたわけではない−−と記し、「追加負担は論外で負担金全額の返還を求める」とした。約11
億円の半分は厚生労働省の補助金、残る半分の85%は大阪府の負担で賄ったといい、全額返還され
れば、厚労省と府に返還するという。【石原聖】
毎日新聞 2009年10月5日 20時43分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091006k0000m040070000c.html
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