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小沢氏 人材発掘へ「参院選モード」本格化
配信元:
2009/09/28 02:04更新
英国視察から27日帰国した民主党の小沢一郎幹事長(67)が、10月から本格始動する。10月25日投開票の参院神奈川、静岡両補選への対応のほか、10月下旬からは地方行脚を開始して候補者擁立を進める。小沢氏の最大関心は、自民党との最終決戦となる来夏の参院選であるようだ。一方、「政府」は鳩山(はとやま)由紀夫(ゆきお)首相(62)、「党」は小沢氏が担当するというすみ分けが、民主党内では出来上がっているが、小沢氏は国会対策を通じて政府へもにらみを利かせる仕組みも整えており、秋の臨時国会以降、小沢氏が陰に日向に本来のパワーを全開させる局面がやってきそうだ。
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記事本文の続き 参院選まで約9カ月。小沢氏は10月から全国行脚を再開する。民主党関係者は「小沢氏の頭の中は、すでに参院選のことでいっぱいだ」という。
民主党の桜井充(みつる)参院議員(53)は鳩山政権発足翌日の17日、党本部を訪ね、小沢氏と面会した。
「来年の参院選比例代表で出馬したいと言っている医療関係者がいます」
「本気ならおれが直接会うぞ」
民主党選対は、10月中旬に候補者の擁立方針を打ち出す予定で、小沢氏も人材発掘を急いでいるのだ。
小沢氏は10月中旬には自身が主宰する「小沢一郎政治塾」を開く。政治家の養成を直接の目的とはしていないが、すでに衆参で塾出身の国会議員は10人に上り、「政治家養成機関」になりつつある。
小沢氏は、鳩山政権に対する有権者の最初の審判となる10月25日の参院補選も重視している。小沢氏は周辺に、「(新聞の)見出しは、勝っても小さいが、負けたら大きくなるぞ」と気合を入れているという。
16日の民主党本部8階の役員室−。側近議員が「政権交代してホッとしちゃいましたね」と思わず本音を漏らすと、小沢氏は「おーそうだな」と満足げな表情を浮かべた。
上機嫌な小沢氏は、着々と17人の国会対策副委員長の人事を内定していった。内山晃氏(55)、松木謙公氏(50)、小宮山泰子氏(44)、石関貴史氏(37)…。小沢氏を支持する「一新会」の面々がズラリと並んだ。小沢氏側近の山岡賢次国対委員長(66)の下で、国対副委員長たちは衆院の各常任委員会の筆頭理事を兼ねる。
小沢氏は、政権発足当日の16日、首相官邸で開かれた与党3党首会談に同席した以外は、官邸に足を向けていない。政府を鳩山首相に任せきっているように見えるが、各委員会での法案審議の生殺与奪の権を持つ国対を通じ、小沢氏は政府にいつでも影響力を行使できる立場にいる。
国対は新人教育にも当たる。10月下旬ごろから新人議員を10班以上に分けて、国対副委員長が講師となって国会や選挙のあり方などを指導し、「小沢イズム」をたたき込む構えだ。
小沢氏は幹事長就任後、報道各社の要請にもかかわらず、記者会見に一度も応じていない。小沢氏が記者への応対を避ける傾向にあることは、これまでも指摘されており、ある意味では「小沢氏らしさ」が顔をのぞかせているとも言える。ただ、野党時代とは異なり、衆参合わせて 400人以上の巨大与党を率いる幹事長だけに、説明責任の履行が求められそうだ。
小沢氏は今後、参院民主党が研修会(10月6、7日)で参院幹事長などの人事を決めるのを受けて、幹事長代理などの党役員人事を発表する見通し。初会見は。その後になるとの見方がもっぱらだ。(坂井広志、山本雄史)
■報道シャットアウト 謎の英国視察
民主党の小沢一郎幹事長は27日、英国視察から帰国した。ただ、小沢氏の訪問先での行動は公表されておらず、当初の20日から6日間の日程が、「個人的に立ち寄るところがある」と2日間延期されたこともあり、謎に包まれた外遊となっている。
今回の英国訪問の目的は、党役員室によると「実務調査」。調査項目は(1)国会審議の方法と議会運営の在り方(2)選挙運動の規制と自由化(3)企業団体献金の禁止と個人献金の在り方(4)公務員制度改革に向けた環境整備−の4点。面談対象は労働党や保守党の事務局幹部、司法省など関係省庁の幹部らだった。側近の樋高(ひだか)剛(たけし)衆院議員(43)、党事務局員らが同行した。
民主党は、報道各社には「純然たる実務調査であり、要人とは一切会談しないので、同行は募集しないし、現地での対応もいたしません」と、事実上、報道陣をシャットアウトした。
小沢氏は英国訪問が多い。1993年から5年連続で訪英したほか、少なくとも99、2000、04年にも訪問している。ただ、民主党では菅(かん)直人(なおと)副総理・国家戦略担当相(62)が6月に同じような目的で訪英しただけに、小沢氏がわざわざ出かけたことに首をかしげる向きも多い。
そこで政界でささやかれたのが、3年6月に狭心症で入院した小沢氏が「持病の狭心症の検査を兼ねて訪英するのだろう」(自民党閣僚経験者)という説。だが、具体的な証拠はない。このほか「羽を伸ばしに行った」(民主党中堅)との見方や「秘密口座の現金を引き出しに行った」(自民党関係者)との憶測まで…。謎が謎を呼び、噂(うわさ)が独り歩きしている。
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