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2009/09/30
「国民の皆さんの生活向上に資する政策実行が必要」小沢幹事長が会見で表明
小沢一郎幹事長は30日午後、静岡市内で記者会見を行い、政権党として「国民の生活が第一。」の政策実現に向け、全力で取り組んでいく考えを表明した。
小沢代表は発足後半月が経過した鳩山政権について見解を求められ、「マスコミの皆さんや国民の皆さんが判断すること」と前置きしたうえで、「国民の皆さんの支持を得て、順調なスタートを切っていると思う」と述べた。
また、政権交代可能な二大政党制の定着に向けての課題に関する問いには、権力を長く維持するなかで自公政権は自らの権力維持そのものが政治目的化し、国民の生活から遊離したことが、先般の選挙の敗北の最大の要因であるとするとまず指摘。同時に、民主党は、官僚に丸投げの、官僚主導の政治を国民主導、すなわち国民に選ばれた政治家主導の政治へと変え、国民のための政治を実現しようと訴え、国民から多数の議席を与えていただいたと分析した。
そのうえで幹事長は、「民主党はその主張に沿った国民の皆さんの生活の向上に資するための政策を着実に実行していくということが必要であり、また、国民の皆さんの政権交代に寄せる期待もそこにあると思っている」と語った。
一方で、自民党については「国民の生活から全く遊離してしまったその自らの存在をしっかりと認識した上で、新しい自民党が成長していくことを願っている。それによって二大政党、議会制民主主義の機能が発揮されるのであろうと思っている」との見解を示した。
小沢幹事長はさらに、来年夏の参院選挙について、定数2以上の選挙区では複数の候補者を擁立していきたいと表明。「連立を組んでいる政党や友党の現職候補者がいる県は別として、複数の定数の県においては可能な限り、複数の候補者を擁立するという方針で今のところ私の頭の中では考えている」と語った。
これに関連し、社民、国民新両党との選挙協力については「連立を組んでおり、お互いに力を合わせて頑張るということなので、3党で全力で戦うことに変わりはない」と強調。「どの党の補者であれ、有権者の支持を得られるような候補者を擁立していくという考え方に変わりはない」とした。