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亀井大臣の中小零細企業対策はセーフティネットの緊急構築である(神州の泉)
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/369.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 9 月 30 日 17:29:43: twUjz/PjYItws
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/09/post-36e0.html
2009年9月30日 (水)
亀井大臣の中小零細企業対策はセーフティネットの緊急構築である
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読者のろくぶんぎ氏のコメントを紹介する。亀井大臣の中小零細企業に対する緊急救済措置に関する話である。先ほどテレ朝に亀井大臣の政策実行の要となる大塚耕平内閣府副大臣と、第2次小泉内閣の時、内閣府特命担当大臣(金融担当)を務めていた伊藤達也氏が出演していたので、後で管理人の感想を述べる。
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(ろくぶんぎ氏の投稿)
9/30の「とくダネ!」にも亀井大臣が出演されました。
亀井大臣は、やはり中小企業の実態、銀行融資の実態および金融検査の現状を非常によく分かっておられます!! サンプロおよびとくダネを見て、亀井大臣のご見解は全く正しいことを改めて認識しました。スタジオのコメンテーターも「論理も通っており賛成である」旨の発言がありました。
銀行が社会的・公共的責任を果たしていないことについて責任があるが、その背景には金融検査官の厳しい検査がある旨の発言をなさっておられました(これもまったく正しい)。亀井大臣の打ち出された方針に対して、一部中小企業のインタビューでは「亀井大臣は現場を分かっていない。我々は金がほしいんじゃない。つなぎ融資をしてほしいんじゃない。仕事がほしい」旨の発言が流されました。しかし亀井大臣はこれに対しても「中小企業を守ることは雇用を守ることにも繋がる。自公政権の施策は大企業に対してのみであったがこれは一部の雇用しか守らない」旨おっしゃっておられました。
亀井大臣のご方針に対するマスコミの報道についても、大臣自身が改めて苦言を呈しておられました。また返済猶予法案については、金太郎あめのような法案にするつもりはない、返済猶予の対象も元本のみが良いのか、金利も含めたほうが良いのか、対象企業はどどうするかについてはきめ細かに丁寧に(=個別具体的に)検討・対応する必要がある旨明言しておられました。
これにたいしてスタジオに呼ばれていたコメンテーター(慶応大学の教授であったと記憶しています。小幡教授だったと思います)は、中小企業が返済条件を変更するための銀行との協議をやりやすくするための法案であればすごく意味がある旨発言し、亀井大臣も、本来は返済条件の変更は民間同士でやるべきであるが、今の現状ではやむなく国家が介入するしかない、友愛精神は政策で示さなければ国民は実感できない旨おっしゃっておられました。
総合すると、マスゴミの報じているような「マスゴミの定義しているモラトリアム」ということを亀井大臣は意図しておらず、実質的な金融検査マニュアルの正しい方向への改正を狙っており、それは一定程度視聴者に伝わったのではないかと思います。
以前の小生のコメントで「返済猶予は副作用が大きく、慎重に対応すべきであり、政府貨幣を発行して、お金を直接企業に配ればよい」旨、このブログに記載いたしましたが、亀井大臣は(これは、大臣のご発言から感じた私の推測ですが)、返済猶予だけでなく、政府貨幣発行駆使による景気・内需拡大策も腹案として持っておられるのではないかと思いました。たぶん、小生の思うような副作用はすでに検討・折り込み済みでありましょう。
亀井大臣は小泉・竹中に自民党を追放され、清和会にとってのトロツキーにされるところでしたが、これを耐え抜き、政治家として大きく飛躍されたと思います。マスゴミのいいかげんなかつ媚米報道もビシっと苦言を呈するなど、胆力も十分であり、なにより鳩山総理から金融大臣・郵政改革担当大臣に任命されたことの意味を正確にとらえておられるため、官僚を使いこなすこともできると思います。
一方で、千葉法務大臣は、選択的夫婦別姓法案を来年1月の国会審議に提出しようとしています…。これはなんとしても止めないといけませんが、マスゴミは別姓法案はサラッと触れるだけでスルーさせてしまうんでしょうね…(田原総一郎や辛坊治郎とかが、とくに!)。
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(以下管理人)
テレ朝お昼の番組、ワイドスクランブルに亀井大臣の側近として、副大臣の大塚耕平氏と、小泉政権で金融大臣を務めていた伊藤達也氏が出ていて、亀井大臣の「貸し渋り・貸し剥がし」対策の検討について、賛否両論が出ていた。案の定、伊藤達也氏は亀井静香金融大臣のこの政策について、竹中平蔵氏の仲間らしく大企業、銀行の代弁者として亀井大臣の批判を繰り返していた。その主張は典型的な新自由主義サイドであり、「国が市場のことに勝手に介入してもいいのか?」という何とかの一つ覚えであった。
小泉政権の残党は愚かな上、悪質である。伊藤達也発言のベースになっている「政府介入の否定」こそ、現状認識ができていない証拠である。小泉政権及び、その継承政権が行った「聖域なき構造改革」は、少数の金持ちと、圧倒的多数の低所得階層を構造的に形成した。格差の二極分化である。かつて中流層といわれた国民は明日に希望を見出せないほど生活が破綻状態になっている。その原因こそ、小泉・竹中政策が大企業や外資のみを徹底して優遇する国策を強行した結果である。
このまま「聖域なき構造改革」と称する破壊的な市場原理至上主義をベーシックな経済原則として続行すれば、日本は滅亡する。国民の悲痛な苦しみの叫びによって、政権交代は実現した。滅茶苦茶に傷ついた国民生活の基盤は、有効な景気対策を打ち立て、緊急に建てなおす必要がある。それには小泉政権が敷設した米国命令による、弱肉強食の新自由主義路線を否定、日本経済の基本構造を従来の修正資本主義に戻すことだ。民主党は国策の軌道修正に取り組む必要がある。
根底から国策の見直しをやることが民主党政権に課せられた重大使命である。そのためには小泉政権の徹底的な検証が前提となるのだ。大枠では国策の方向転換を計ることだが、これには大変な痛みと混乱が予想される。小泉純一郎氏は、従来の自民党55年支配体制が有していた修正資本主義の欠陥、政官業癒着という鉄のトライアングルをぶち壊すという嘘のイメージを国民に植え付け、実際にやったことは、アメリカ主導のネオリベ構造改革だった。これが結果として、社会のセーフティネットを大破壊し、国民生活を滅茶苦茶にしてしまった。
つまり、小泉純一郎氏は従来の政官業癒着構造や官僚主導体制を是正するどころか、国策としてアメリカの国益を助長し、国民生活や中小零細企業を破壊する政策を実行してしまった。いわば大悪人である。この手先となって働いた悪人が竹中平蔵氏であった。彼らが主導した小泉・竹中構造改革路線は、国益を毀損するベーシックを持っていた。これを検証して、二度とそういう売国法案が出ないように、新政権は国策の刷新をはかろうとしている。
ただし、明日の営業さえままならない中小零細企業の困窮は待ったなしの暗渠(あんきょ)に放り込まれている。この唯一の処方箋こそ、亀井大臣が喫緊でやろうとしている、中小零細企業向けの金融対策なのだ。国策が新自由主義路線から、従来修正資本主義路線への軌道修正を行うが、その過渡期の狭間で中小零細企業は持ち応える体力がない。銀行は日本経済を破壊しないように、緊急的に中小零細企業を助ける義務がある。
銀行も日本経済の根幹的下支えになっている中小零細企業を死滅させることは、共倒れになることに想像を馳せるべきである。下町や地方の小さな企業が死滅したら、それを下請けにしている大企業も倒産するのだ。今の時局で、市場原理主義は逆効果である。国策が軌道修正され、安定するまでは徹底的に政府が金融に介入するべきだ。従って亀井大臣のこの政策は、緊急金融セーフティネット構築第一号となる。国民はこれをバックアップするべきだ。
小泉政権の残党である伊藤達也氏は、番組内で「今、小泉政権の批判とかをやっている場合ではない」とか言っていたが、ここに小泉残党の醜い保身的本音が覗いている。小泉構造改革路線肯定派も大手マスメディアも、民主党に最大の懸念と警戒心を抱くのは、小泉政権の検証であり総括なのである。小泉政権が稼動させた政策内実は、過ぎた過去のものではない。その負の遺産が国民を恒常的に苦しめている。徹底して小泉政権の悪を究明・糾弾する必要がある。
中小零細企業の緊急救済対策は国策大転換の狭間に生じる大津波に、弱小企業が耐えるための緊急セーフティネットなのである。国民はこれを強く支持すべきである。マスゴミに騙されてはならない。今、最も聞きたいのは植草一秀さんの見解である。
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