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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090926-OYT1T00200.htm
参院2補選…民主・自民、負けられない事情
鳩山政権発足後、初の国政選挙となる参院神奈川、静岡両補選(10月8日告示、同25日投開票)の民主、自民、共産各党の候補者が出そろった。
民主党にとって両補選は、鳩山新政権の「信任投票」の意味合いを持つうえ、参院での過半数確保に向けたステップとなるだけに、負けられない戦いだ。一方、反転攻勢のきっかけとしたい自民党も、総力戦で臨む構えだ。
両補選は、自民党の坂本由紀子・前参院議員の静岡県知事選出馬と、みんなの党(参院議員当選時は民主党)の浅尾慶一郎衆院議員の衆院選出馬に伴って行われる。
民主党は、神奈川では元内閣府課長補佐の金子洋一氏(47)を公認した。県連が経済協力開発機構(OECD)での勤務経験や民間団体での多重債務支援の経験などを評価し、公募に応じた20人から選んだ。
静岡では、医師の土田博和氏(59)を擁立する。党内には「福祉や医療に精通し、医師会など自民党支持層の切り崩しができる」という期待がある。
民主党は両補選について、「負ければ、せっかく順調に滑り出した鳩山政権の勢いに水を差すことになる」と見ており、2勝することを大前提としている。
完勝を目指すのは、国会対策上の事情もある。現在、参院では国民新党や新党日本などと統一会派を組んでいるが、人数は118人と過半数に4人足りず、社民党を合わせてなんとか過半数を確保している。両補選に勝利すれば、過半数がそれだけ近づくわけだ。
一方、自民党は神奈川で前横浜市議の角田宏子氏(42)、静岡で富士常葉大非常勤講師の岩井茂樹氏(41)の擁立を内定した。
25日には、補選のテコ入れを兼ねて浜松市で総裁選の遊説を行った。谷垣禎一・元財務相は演説で、「41歳の岩井さんがじきに(公認)決定される」と岩井氏の若さをアピールした。
党はこれまで、補選には参院比例選出の議員を大量に投入し、業界団体を引き締める組織戦を展開してきた。また、岩井氏の父の国臣氏は旧建設省出身の元参院議員で、建設業界の支援を受けていた。
しかし、党の選対関係者は「野党になった今、業界頼みの選挙はあてにならない。静岡も神奈川も、40歳代という候補の清新さを打ち出す」と語る。先の衆院選で、民主党の若手や女性の候補に苦杯を喫した経験も影響しているようだ。
公明党は、両補選で自民党に協力するかどうかは、「検討中だ」としている。公明党内では、自民党候補の推薦を求める意見の一方で、自主投票にすべきだという声もあり、告示直前まで結論が出ない可能性もある。
(2009年9月26日06時35分 読売新聞)