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【2:100】【金融】リーマン破綻から1年、「ウォール街は報いを受けた」--元上級副社長グレイ氏 [09/13]
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1 名前:ライトスタッフ◎φ ★ 2009/09/13(日) 22:56:07 ID:???
世界を巻き込んだ金融危機の発端となった米投資銀行大手リーマン・ブラザーズの
破綻から、15日で1年がたつ。当時、不動産関連部門を統括していた同社元上級
副社長、リン・ザッカーマン・グレイ氏が13日までに産経新聞のインタビューに
応じ、激動の1年とウォールストリートの現状について語った。
「去年の9月15日のことは、死ぬまで忘れない」と話すグレイ氏は、1997年に
不動産金融の専門家としてリーマンに入社し、2002年から全世界の不動産取引に
関する責任者に就任、上級副社長に上り詰めた。1年前、他の大部分の社員と同様、
最終的にはどこかに買収される形で救済されるだろうと思っていたグレイ氏は、
会社を去る日、顔も知らなかった同僚と抱き合って泣いた。
給与は少なくなかった。問題は、かなりの部分が売買制限付きの株式で支払われていた
ことだった。給与の半分が株式だったこともある。それが紙くずになった結果、高額
給与をもらっていたはずの多くの社員が新たな職を求めて路頭に迷うことになった。
同僚の中には、同じ金融・不動産業界に新たな職を見つけた者もいれば、教師になる
など別の道に進んだ者もいる。しかし、一番多いのは「まだ定職に就けない人たち」
だという。
リーマン破綻は、あたかも強欲なウォール街に下った天罰のようにも受け止められた。
だが、グレイ氏は今もリーマンの企業文化を誇りに思っている。「投資銀行の世界は
言うまでもなく激烈な競争社会であり、カネがすべて。必死に働き、早く引退して
優雅な生活を送る日々をみんなが夢見ている。それは責められることではない。ここは
資本主義の世界なのだから」
金融危機は、金融エリートと世間一般の実直な人々を対比させる「ウォールストリート
対メーンストリート」という言葉をも生み出した。だが、グレイ氏は、その構図に
反論する。「メーンストリートの人々が働く会社は、ウォール街が資金を供給すること
で動いている。ウォール街が栄えれば、一般の人々も富を得ることができる」。
ふたつは切り離された別々の存在ではない、というわけだ。
だが、公的資金の注入を受けた銀行の経営者が巨額ボーナスを受け取るような事態に、
市民が憤りを抱くのもわかる、という。
「4000万ドルもの年収を受け取り、ヘリで通勤するような人物のボーナスが税金
から支払われたと知ったら、誰でも怒るだろう」
ウォール街は報いを受けた、とグレイ氏は感じている。「企業は歴史と文化を失い、
規模は縮小し、イメージは地に落ちた。投資銀行各行が何百人もの新規採用を毎年行い、
優秀な若者たちがこぞって飛び込んできたような時代にはもう戻らないだろう」。
一方で、急速な業績の回復も一部に見られる。ウォール街はいつまで、屈辱をなめた
記憶を持ち続けるのか。「興味深い」とグレイ氏は話す。
「働き中毒」を自称するグレイ氏は大学の夜間コースで教鞭をとる一方、大学生を
対象にした人材発掘会社を立ち上げた。今は忙しい毎日を過ごしながら、「世界で
一番頭がよく、一生懸命働く連中が集まる場所」だったウォール街の行く末を見守っている。
◎ソース http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200909130011a.nwc
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