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近藤氏、保守に攻勢
2009年09月11日
志賀町長に当選した小泉勝氏の選挙事務所にはられていた近藤氏の檄(げき)ビラ。右側には北村氏のビラが見える=志賀町町地区
◆首長ら取り込みへ◆
3区で初当選した民主党の近藤和也氏が、「攻勢」をかけている。同党中心の連立政権誕生が確実になり、予算陳情などを受ける「与党」の力を背景に、保守系の首長や議員の取り込みを図る。「選挙が終わればノーサイド。自民党だけに頼っている時代は終わった」と、能登地域の勢力地図塗り替えを狙う。
(大畠正吾)
=自民候補に「檄」=
6日に投開票された志賀町長選。現職の細川義雄氏の決起集会で、比例で復活当選した北村茂男氏に続き、近藤氏の祝電が読み上げられた。最後に名前が告げられると、会場には「ほーっ」と小さなどよめきが起こった。
自民党志賀町支部長を務める細川氏は「選挙事務所には(必勝を祈る)檄(げき)ビラも届いた。民主党からもらったのは初めてなので、どうするか迷った」と戸惑いを隠さない。檄ビラは同支部顧問の相手候補、小泉勝氏の事務所でも「一等地」にはられていた。
近藤氏は自民系の両者にビラを送った意図を「政権与党の国会議員として、町長になる方たちに『党というものを脱ぎ捨てて、一緒にこの地域をよくしていきませんか』という思いで送った」と語る。
一方、現職の市長や町長への姿勢はやや異なる。近藤氏が当選あいさつに行ったのは「市民派」の武元文平・七尾市長と山辺芳宣・羽咋市長ら3人だけ。「年齢が下のものがあいさつにいくべき、という批判はあるかもしれないが」と言いながら、自民党支部長や北村氏の後援会幹部を務める首長のところへは原則自分からは行っていない。
=地元で立場複雑=
これに対し、首長らの立場は複雑だ。近藤氏の出身地、中能登町の杉本栄蔵町長も自民党支部長。地元の国会議員誕生を「力を持つ人が出たのはうれしい」と率直に歓迎しながらも、「近藤氏の所へも陳情には行くが、等距離外交というわけにはいかないだろう」と自民党重視の姿勢だ。
近藤氏は議員や業界団体への働きかけも始めた。「県議や市議の中には『政権党だから』という理由で何となく自民党を名乗っている人もいる。そういう人はこちら(民主党)に来てもおかしくない」と秋波を送る。
8日には七尾市古府(ふるこ)町に地元事務所を構え、2人の秘書も決まった。「リーダーは(地域を)引っ張っていかなければならない。謙虚さを忘れず、動きを起こしていく」と意気込む。