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2009/09/08(火) 11:05:38 ID:azq7Gn6N
公明党代表交代/「プリンス太田」3年で幕
公明党は7日、党の立て直しをになう新代表に山口那津男政調会長を内定、太田昭宏代表は8日の全国
代表者会議を最後に静かに身を引くことになった。
支持母体・創価学会の青年部長を務め「公明党のプリンス」と呼ばれた太田氏。「学会の事情を熟知し、
党をまとめられるリーダー」として長期政権を期待されたが、野党転落と自身の落選というダブルパンチ
に見舞われ、わずか3年で代表の座を降りる。衰退傾向の自民党と政権戦略を共有できず、我慢を重ね
た上での共倒れ。学会の論理に翻弄(ほんろう)された面も否めない。
「3年間、皆さんの協力の下で代表としての任を務めさせていただいた。衆院選はこのような結果になった
が、参院選は絶対に勝つ。しっかり新体制を支えて、必勝を期して頑張りたい」
太田氏は山口氏の新代表推薦が決まった中央幹事会の席上、淡々とした表情であいさつに立った。ベテ
ラン議員は「2年前の参院選に負け、今回も歴史的敗北。気の毒だ」と胸中を察し同情するが、この日も
「昨日も地元の防災訓練に参加した」と明るく振る舞った。
安倍政権が発足した2006年9月、太田氏は神崎武法前代表の後を継いで代表に就任した。安倍晋三首相
が憲法改正や集団的自衛権行使容認に意欲を見せると、公明党支持者の間には「平和、福祉の党」とし
て存在感を発揮してほしいとの期待が高まった。だが太田氏は肌合いが違う安倍氏と信頼関係を構築で
きず、ブレーキ役を果たすには至らなかった。
:2009/09/08(火) 11:06:35 ID:azq7Gn6N
07年7月の参院選は過去最低の9議席。党内では「自民党と手を切るべきだ」(中堅)との声があがったが、
太田氏は公明党と路線が近い福田康夫首相の誕生に期待を寄せた。
しかし福田内閣の支持率は低迷。太田氏は東京都議選への影響を避けたい学会の意向をくみ早期解散
を要求し、心ならずも結果的に「福田降ろし」に加担する形になった。
08年9月に就任した麻生太郎首相といったんは「11月30日衆院選」で合意したものの、解散は先送りに。
その後も解散時期に関する首相の本音をつかめず、学会からは太田氏の押しの弱さを指摘する声が上
がった。
だが太田氏には、小選挙区で当選するには自民党の協力が不可欠との事情があった。比例代表と重複
立候補しなかったのは「選挙区で負ければ政治的影響力がなくなる」との学会の声に耳を傾けたからだ。
学会と自民党のはざまで苦悩し続けた太田氏。苦労を共にした北側一雄幹事長は7日の会見で、この3年
間を振り返り「いろいろな思い、考えはあるが、もう少しよく分析をしたい」と述べるにとどめた。太田氏は
周辺にこう語っているという。「あまり悟りを開いては駄目だが、こういう運命だったんだよ」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090907.html