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県議会自民 分裂へ
2009年09月05日
【県議会自民 分裂へ/若手約10人、「刷新」訴え】
自民党の公認候補が県内4選挙区で全敗した衆院選の結果を受け、県議会(定数47)最大勢力の自民党系会派「自民党・湖翔クラブ」(19人)の分裂が避けられない情勢になっている。衆院選後、若手県議ら10人程度が「組織の刷新」を訴え、新会派の結成に向けた動きを本格化。嘉田由紀子知事に近い自民党系の別会派「湖政会」(2人)にも同調する動きがある。(高久潤、大高敦)
関係者によると、新会派結成に動いているのは当選1、2期目の若手県議が中心。4日、大津市内で約10人が集まり今後の対応について詰めの協議をした。終了後、参加した県議らは「最終的な決定はしていない」と話したが、党関係者は「すでに多くが意思を固め修復は不可能」との見方を示している。会派を離れる県議の数が、残留者を上回る可能性もあるという。
自民党は03年の県議選で公認・推薦の27人を当選させ、議会の単独過半数を占めた。しかし、06年に嘉田由紀子氏が与野党相乗りの現職を破って当選し、野党に転落。07年の県議選で議席を大きく減らした。今回、国政でも政権与党を譲り、県選出枠では衆参ともに党所属の国会議員がいなくなったことで、これまで党県連の運営を担ってきたベテラン議員らへの批判が噴出したとみられる。
自民党系会派は県予算案や大戸川ダム(大津市)の建設問題などで知事側と意見を対立させてきた。関係者によると、新会派をめざす県議の中には「厳しい県の財政状況をふまえ、すべて知事に反対するのではなく、是々非々の方針で臨むべきだ」などの声が強まっていた。
県議会の現有勢力は、ほかに民主党・県民ネットワーク(16人)、対話の会・びわこねっと(4人)、共産党(3人)、公明党(2人)、無所属(1人)。
【課題反映へ県「戦略チーム」】
衆院選で大勝した民主党による新たな政権が誕生するのを前に、県は4日、国の政策に地域の実情を反映させるため庁内に「新政権戦略チーム」を設けた。
チームは瀬古良勝・政策監が統括し、10部局20人で構成。民主党が掲げる「政治主導・地域主権」の考えに沿い、党マニフェストによる県政への影響▽県内市町の意向の把握▽県政の課題を踏まえた政策提案▽分権改革への提案――などを検討。検討結果は、県選出の国会議員や近畿の各府県などと協議していく方針という。