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http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090901
2009-09-01
■鳩山代表よ、実質的には「小沢政権」であることを忘れるなかれ。
いよいよ政権交代が実現するわけだが、今度の自民党から民主党への政権交代劇を目前にして、マスコミ関係者は言うまでもなく、国民の多くがもっとも関心を持っていることは、今回の選挙における民主党圧勝の最大の功労者であり、前民主党党首でもある小沢一郎の動向と処遇であることは、今更、繰り返すまでもないことだが、つまり、鳩山代表と小沢一郎代表代行の「二重権力構造」になるのではないか、あるいは小沢一郎が、来るべき鳩山政権の「闇将軍」になるのではないか、「小沢院政」になるのではないか、というような問題だが、僕は、マスコミや国民の予感と不安は、決して間違っていないと考える。つまり、小沢一郎の処遇如何、あるいは小沢一郎の動向如何によっては、民主党政権は、一年後には雲散霧消することになるだろう。この問題に関するマスコミの執拗な質問に、鳩山代表は、「人事は私が決める」、「二重権力にも闇将軍にもならない」と誤魔化しているが、むろん、それをタテマエとして言っているうちは問題ないが、どうも最近の鳩山代表等、民主党幹部たちの浮ついた言動を見ていると、当面する「小沢一郎問題」の政治的深刻さがよく分かっていないのではないかと思われる。「国家戦略局」だの「政権移行チーム」だのと、民主党政権構築を前に、口当たりのいい言葉や幼稚な政策論ばかりが先行し、にぎやかに飛び交っているが、どうもよく聞いてみると、それらの議論はことごとく書生談義のレベルであって、しかもそれらの議論が、「小沢抜き…」で、つまり鳩山側近の「竹中平蔵」気取りのブレーンと称する連中を中心に進められているのではないか、と思われる。アメリカの猿真似はいい加減にしろ、と思っていたら、早速、小沢一郎がそれらの議論にブレーキをかけたようだが、当然だろう。むろん、アメリカ政府も中国政府も、今回の日本の政変劇において、鳩山代表の言動を注視していない。「鳩山論文」なるものを、まともに相手にするはずがない。その代わり、小沢一郎の言動を注視しているはずだ。来るべき民主党政権は、明らかに、実質的には「小沢政権」であることを知っているからだろう。そもそもアメリカ政府や中国政府に対して、平常心で、淡々と対処できるのは、小沢一郎だけであって、鳩山代表も岡田幹事長も、かつて小泉純一郎や安倍晋三、麻生太郎等がそうであったように、喧嘩腰で居丈高になったり、ちょっと脅されるとヘナヘナとなり、今度は急に卑屈になったり、要するに平常心を失って、右往左往するだけで、とてもまともな政治的対応は無理だろう。ということは、むしろ、民主党も日本国民も、小沢一郎をめぐる「二重権力」や「闇将軍」「院政」というような権力構造や政治現象を恐れるなかれ、ということだ。民主党内部で、たとえば前原グループや野田グループ、あるいは彼等に扇動されて鳩山や岡田等が、権力欲に駆られて、「小沢はずし」を画策するならば、おそらく、その時点で民主党政権は、あっというまに瓦解するであろう。民主党の権力の源泉が何処にあるかを、鳩山代表やその周辺が見失うとすれば、またたくまに、民主党政権は内部抗争で空中分解することになるだろう。すでにその予兆が随所に見られる。
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