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http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200909030317.html
小沢氏に民主幹事長就任要請へ 鳩山代表
2009年9月3日21時36分
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小沢一郎氏
民主党の鳩山代表は3日、小沢一郎代表代行に党幹事長就任を要請する考えを明らかにした。党本部で記者団に語った。同日夜に小沢氏と会談して、正式に要請する。党内では小沢氏の幹事長起用に反発が強かったが、総選挙の大勝で巨大になった党をまとめるためには、小沢氏の統率力が不可欠と判断した。
鳩山氏は3日夜、党本部で記者団に「小沢代表代行に幹事長を要請するため、ここに来てもらう」と語った。鳩山氏は来年の参院選での勝利に向け、選挙担当として総選挙を大勝に導いた小沢氏に引き続き指揮を求めるとともに、党の要職で起用する考えを示していた。
今回の総選挙では308議席を獲得し、140人を超す新顔が当選。巨大な与党となった党の運営が重要な課題となっており、組織を統治する経験が豊富な小沢氏の手腕を期待する声があった。
一方で、小沢氏と距離を置く中堅らは「閣内に入らず党運営の全権を握る幹事長に実力者の小沢氏が就任すれば、権力の二重構造となり、小沢支配が強まる」と警戒。岡田克也幹事長に続投を求めるなど、「小沢幹事長」に反対する動きが出ていた。
こうした党内情勢を受け、鳩山氏は総選挙投開票の翌日に固めるはずだった幹事長や官房長官などの骨格人事を先送りし、首相指名後にすべての人事を一気に進める方針に転換した。しかし、幹事長人事に対する党内の疑念はおさまらなかったため、結局は早期決着で党内の混乱の芽を断つ方針に再び転換することにしたとみられる。
人事をめぐり、鳩山氏は7月31日のインタビューで「幹事長は国会運営、選挙対策ということも十分考えなければならない」と言及。8月17日の党首討論会では「小沢代行の力で民主党が団結力を高めてきたことも間違いない。この団結力を維持するために、これからも枢要なポジションで頑張ってもらいたい」と語り、小沢氏の党要職への起用を示唆していた。
小沢氏は西松建設による違法献金事件で公設秘書が逮捕・起訴され、5月に代表を辞任。後任の鳩山代表によって、選挙担当の代表代行に起用された。党運営の要となる幹事長に就任すれば「完全復権」との批判も出そうだ。