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2009/08/16(日) 18:21:16 ID:QqiGYvXA
■選挙区越え保身に奔走 崩れた“集票マシン”
9日、福岡県久留米市のホールは千人を超す人であふれ返った。久留米市議会議長に就任した栗原
伸夫氏(67)を励ます会。あいさつに立った参議院議員の松山政司氏(50)が「7区に電話を」と絶叫
すると、拍手と歓声がわき起こった。
深々と頭を下げたのは隣接する福岡7区から立候補予定で、「励ます会」の発起人と紹介された自民党
前職の古賀誠氏(69)。地元・福岡6区の自民党前職、鳩山邦夫氏(60)は妻が代理出席したが、その
姿も乾杯前に見えなくなっていた。
中選挙区時代、古賀氏は有権者の多い久留米市に盤石の支援組織をつくった。久留米市議会(定数
42)の最大会派「緑水会」は、栗原氏を含めて11人。大半が「古賀派」を自認するほど今もつながりは
深い。
「いざ鎌倉だ。おやじ(古賀氏)を支える」。栗原氏は5月からほぼ毎日、7区に入り、古賀誠事務所に詰
める。「立候補するときに支援を受けた」「古賀夫妻が仲人」…。栗原氏と同様に古賀事務所に日参する
6区内の地方議員は多い。
■ ■
「まさに枯れ木も山のにぎわい。6区の議員が7区に来てもやることは限られる。6区にも、7区にも票に
ならない動きだ」。7区で古賀氏を支える地方議員の一人は、こう突き放す。
ただ、選挙区を越えた応援は「恩義」だけではない。ベテラン議員は、合併や定数削減で地方議員の議席
が減り、次回の統一地方選も激戦が予想されていることを挙げる。「国会議員の後ろ盾がないと出馬でき
そうにない。忠誠を尽くす姿を見せることが、自分の選挙運動になる」
別の市議も「地元6区で不人気の自民党に理解を求める運動をしたら、自分の票が減る。それより、まず
出馬できる環境を得るために7区に行くのが得策」と明かす。自民党への逆風の中、“集票マシン”と呼ば
れた地方議員は、保身のために奔走している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090816/20090816_0001.shtml