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:2009/08/16(日) 12:17:44 ID:QqiGYvXA
教育施策の目玉として「高校無償化」を掲げる民主と、「低所得層や幼児教育の無償化」を打ち出した
自民。今月10日、文部科学省で開かれた坂田東一・事務次官の定例会見で、「両党から無償化の話が
出ているが、どう考えるか」と質問が出た。
坂田次官は「私どもはこれまで、家庭の経済実態を考えて必要な支援をしてきた。これは大事な点だ」
と、自民党の施策に沿った考えを強調した。しかし、直後にこう続けた。「所得にかかわらず、すべて無償
化するという考え方の背景には、将来を担う子どもたちにできるだけ安心して教育を受けさせたいとの
思いがあるのかもしれない」。民主党への配慮をうかがわせる発言だった。現政権ばかりでなく「その次」
も見据えようという、官僚の思惑がにじむ。
国の事業の無駄を省く民主党の「事業仕分け」で、学力テストや教員免許更新制度の見直し方針が示
された。いずれも支持母体の日教組が反対してきた制度だ。だが、文科省の危機感は決して強くはない。
ある幹部は「政権を取っても、来年の参院選が終わるまで民主は慎重ではないか。見直しに踏み切れば
『日教組の言いなりだ』と批判されるからだ」と官僚独特の勘を交えて分析した。省内には、これまで財務
省などにはねられてきた教職員の増員にさえ、「政権が代われば風向きが変わるかもしれない」との期待
がある。
■
「長妻さんが厚生労働大臣になったら、秘書官を希望しますよ」「上司になれば、冗談でなく誠心誠意、
仕える」
社会保険庁時代、年金問題追及の急先鋒(せんぽう)、長妻昭・民主党衆院議員に厳しく責め立てら
れた経験のある複数の厚労省幹部が、口々にそう話す。
仇敵(きゅうてき)に仕えようという感覚とはどんなものなのか。ある課長はこともなげに言った。「自民党
が野党になったら強力ですよ。けんかするのは大変。長妻さんとは違う方法論で追及してくるに違いない。
だから一枚岩になるんです。ときの政権を支えるのが官僚ですから」
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090816ddm041010123000c.html