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2009/08/16(日) 12:08:56 ID:QqiGYvXA
衆院選公示へ/“小沢流”で攻勢
公示が18日に迫った衆院選決戦。民主党は首相経験者ら与党の大物議員に続々と新人の女性候補を
ぶつける「刺客」作戦を展開し、小沢一郎代表代行仕込みの戦術で攻勢をかける。無党派対策で後れを
とる自民党は、「子ども手当」をはじめとした民主党政策の財源批判を強める一方、企業への支援要請を
中心にした支持基盤固めに躍起だ。
▽笑顔の握手
今月2日、群馬県高崎市の「高崎まつり」。自民党の福田康夫前首相が数人の警護官(SP)を引き連れて
練り歩いた。外出時にスーツが多い福田氏は、ネクタイを外したワイシャツ姿。次々と記念撮影を求めら
れると「うれしい限り」と相好を崩した。
父の故福田赳夫元首相以来の“福田ブランド”で無風が続いた衆院群馬4区。民主党は今回、フジテレビ
社員の三宅雪子氏を擁立した。同じ会場で名刺を配っていた三宅氏は、福田氏に握手を求めながら「感動
です」。福田氏は笑顔でこれに応じる余裕を見せた。
だが、昨年9月の唐突な「政権投げ出し」に対する批判は根強い。自民党への向かい風は保守地盤の群馬
でも容赦なく吹き付ける。抜群の知名度があっても不安はぬぐえない。福田陣営幹部は「今回は選挙区
に張り付いてもらう」と危機感をあらわにする。
民主党は、石川2区で森喜朗元首相の対抗馬として元衆院議員秘書の田中美絵子氏を擁立したほか、
東京12区で太田昭宏公明党代表に青木愛参院議員をぶつけるなどして、与党を揺さぶる戦略だ。公明党
幹部は「太田氏は代表として全国を応援に回らねばならないのだが」と選挙区不在の長期化に気をもんで
いる。
:2009/08/16(日) 12:09:55 ID:QqiGYvXA
▽必勝パターン
「うちの新人候補が自民党に勝つ時はパターンがある。無党派層の半分以上、できれば6割が認知し、
好感度が高いことだ」。代表在任時、繰り返し語っていた小沢氏。連合などの組織票にとどまらず、無党
派から幅広い支持を得ることが「勝利の方程式」というわけだ。「清新さ」をアピールできる女性候補擁立
の狙いもここにある。
小沢氏は新人候補に対し、自前の後援会立ち上げを指示。街頭演説の要請は断り、一人一人に酒をつい
で回れる40〜50人規模の会合への出席を優先した。会合の参加予定者名を報告させ「一定の票を集めら
れる人物か」をチェックして選別する念の入れようだった。
「どぶ板選挙」の徹底も厳命。有望な新人候補には自らの秘書を張り付け、日常活動に目を光らせた。
昨年9月以降は、各選挙事務所を抜き打ち訪問。スタッフの動きを見て陣営の課題を探り「1日50カ所で
つじ立ちしろ」などと具体的な指示を飛ばした。
▽先祖返り
「民主党の政策は国の財政負担を増やす内容ばかりだ。いろんな機会にそれを訴えていくしかない」。
麻生太郎首相は14日、自民党本部で細田博之幹事長らと選挙情勢を分析。巻き返しに向け、財源攻撃
に活路を見いだす考えを示したが、選挙戦の鍵を握る無党派の風をたぐり寄せる妙案は浮かんでいない。
自民党幹部は今月初め、大手建設会社の幹部と会談。「都内に住んでいる社員や家族、取引先に支持
をお願いしてほしい」と、激戦が予想される東京の各選挙区での支援を求めた。自民離れを食い止める
ため、従来型の企業ぐるみ選挙に“先祖返り”する気配だ。
05年郵政選挙で造反組への刺客第1号を買って出た小池百合子元防衛相も、今回は民主党に元東大
准教授の江端貴子氏を差し向けられた。知名度が高いだけに、党からは他候補への応援依頼が相次ぐ
が、一部について「自分の選挙がある」と断ることも。党幹部は「人の選挙を手伝って自分が落ちたらしょ
うがないということだろう」。人気者さえ自由に動けない選挙戦は、自民党の苦境を映し出している。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0815.html