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2009/08/12(水) 02:26:53 ID:ID58cJVs
官房副長官補に警察庁出身・西川氏…防衛省に不満?
政府は11日の閣議で、官房副長官補(安全保障担当)に警察庁出身の西川徹矢・前防衛省官房長(19
72年警察庁入庁)を充てる人事を決め、同日付で発令した。
副長官補のポストは旧防衛庁生え抜きの官僚が独占してきた経緯があり、首相官邸と防衛省の間にしこり
が残る可能性もある。
2001年の省庁再編に伴って新設された副長官補ポストには、旧防衛庁から大森敬治氏(68年入庁)と
柳沢協二氏(70年入庁)が相次いで就任した。政府関係者によると、その流れを変える今回の人事を主導
したのは、警察庁出身の漆間官房副長官だったとされる。河村官房長官は11日の閣議後の記者会見で、
「西川氏は和歌山、新潟両県警の本部長、防衛庁運用局長などを歴任、07年に防衛省官房長を最後に
退官し、安全保障や危機管理に精通し、適任だ」と強調した。
これに対し、浜田防衛相は、生え抜きの増田好平防衛次官(75年防衛庁入庁)を退任させ、柳沢氏の
後任の官房副長官補に横滑りさせることを目指していた。
今回退任した柳沢氏は、04年4月の就任後、5年を超える長期の在任期間となっていたが、河村長官は
「首相は柳沢氏の交代は認めない意向だ」と続投させる意向を示していた。8月初めには、防衛省が省幹
部人事だけ行うことを認める考えを浜田氏に伝えるなど、副長官補人事は当面凍結されるとの見方も出て
いた。
ところが、河村氏は10日夜、浜田氏に電話し、「明朝の閣議で、官房副長官補の交代を決める。西川氏を
充てる」と電撃的に通告したという。防衛省幹部は「弁護士に転身した西川氏を、なぜ政府の中枢に起用
するのか。警察庁出身の漆間副長官の意向が反映している」と反発している。
自民党では「官僚が縄張り争いをしているだけだ」と冷ややかな見方が出ている。一方の民主党などでは、
今回の人事が衆院選直前に駆け込みで行われたこともあり、選挙後に民主党中心の政権が誕生した場合、
人事をやり直す可能性も取りざたされている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090812-OYT1T00090.htm