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125 :無党派さん:2009/08/12(水) 04:46:17 ID:EbsNamCW
日米同盟に忍び寄る高齢化の脅威
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/08/post-408.php
この半世紀、日米関係は、冷戦の終結や北東アジアにおける新しい脅威の台頭など、
数々の試練をしぶとく乗り切ってきた。2月に麻生太郎首相と会った際にバラク・オバマ
米大統領は日米同盟の重要性を強調し、日本とアメリカの関係を「東アジアの安全
保障の礎」と呼んだ。
しかしいま日本の社会で、この幸せな2国間関係の土台を揺るがしかねない大きな
変化が起きつつある。アメリカにとってその影響は、8月30日の日本の総選挙で野党が
勝つよりはるかに重大だ。その変化とは、日本社会の高齢化である。
今や日本は紛れもない高齢化社会だ。人口の21.5%を65歳以上が占めている。その上、
人口も減少しつつある。出生率の低下により、現在1億2700万人の人口は、2055年
には8900万人に減ると予測されている。
問題は、この2つの不幸な現象の組み合わせのせいで日本が競争力とエネルギーを失い
始めていることだ。高齢の労働者は若い人に比べてえてして革新性が乏しく、高齢化した
「成熟」市場には投資が流れ込みにくい。高齢者は新しい資本を生み出すより、蓄えを
取り崩して生活する。労働人口が減れば、社会保障予算が枯渇し、政府の税収が減り、
国家財政が圧迫される。
社会の人口構成の変化は、政府の政策の選択肢も狭める。日本政府は国際的安全保障
より、医療に優先順位を置いて予算を振り分けるようになる。それに、社会の最も貴重な
「資源」である若者を危険にさらすような選択にはますます消極的になるだろう。