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2009/08/01(土) 14:28:45
自民「集票マシン」に陰り ――09衆院選
医師会 地区ごとに異なる推薦、 農協 政党ではなく個人重視
30日投開票の衆院選を前に、かつては自民党の強力な「集票マシン」とも言われた業界・団体の組織力
に、県内でも陰りが見え始めている。建設業界の自民党支持は変わらないものの、医師会や農協では、
地区ごとに自民、民主両党の立候補予定者を推薦したり、自主投票を検討したりするなど、対応の異なる
動きが出ている。
「昔の自民党は、建設業界を中心に票集めをするイメージがあったが、今はもう、そんな選挙ではなくな
ってきている」。自民党前議員の田村憲久氏(三重4区)はこう解説する。
田村氏は、実兄が社長の総合建設業「日本土建」(津市)の元社員。今回の衆院選でも県建設業協会は
県内5選挙区すべてで自民党候補を支援する予定だ。しかし、公共工事の減少など業界を取り巻く状況
は厳しく、田村氏は「業者の数も社員も減り、足腰が弱くなってしまった。もちろん一生懸命に応援して
いただいているが」ともらす。
県医師連盟は今回、4、5区は自民党候補を推薦するが、1、2、3区は自民、民主両党の候補を並列で
推薦する方針だ。「地区内での付き合いや人間関係などから判断した」という。
県農業協同組合長会は、いずれの政党の候補も推薦せず、小選挙区については地元農協レベルで推薦
を決める。2007年の参院選では、比例で元全国農業協同組合中央会専務理事の自民党候補を推薦
したが、三重選挙区は県経済農業協同組合連合会出身の高橋千秋・民主党県連代表を支援した。同会の
関係者は「候補者個人の政治活動で判断している。今はもう政党で推薦を決める時代ではない」と指摘
する。
2009/08/01(土) 14:29:46 ID:dynG5vzy
この現状に自民党前議員の川崎二郎氏(三重1区)は、「各団体とも衆院選への対応は従来と変わって
いないので問題はない」と話す。「選挙は人を選ぶもの。これまで政治家としてまじめにやってきたことを
丁寧に伝えていく」。“自民対民主”ではなく、各団体と築いてきた信頼関係を生かし、“川崎対中井”の
個人対決に持ち込みたい考えだ。
一方の民主党。「自民党支持団体の組織は緩んでいるかもしれないが、これまでのつながりは重いもの
がある」。前議員の森本哲生氏(三重4区)は、田村氏を支援する建設業界や医師会の切り崩しは難しい
とみる。しかし、農協関係については、「高橋代表の個人的なつながりもあり、以前とはかなり違うという
感触はある」と期待している。
前議員の中井洽氏(三重1区)も、ミニ集会を郡部でこまめに開き、党の政権公約(マニフェスト)に掲げた
農家への戸別所得補償制度を説明するなど、農村部への浸透を図っている。
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_kan/kan090801_3.htm