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2009/07/27(月) 13:47:11 ID:Vzf4szge
医師連盟、足並み乱れ
自民党を長年支持してきた医師会の政治団体・医師連盟が、次期衆院選への対応で揺らいでいる。後期
高齢者医療制度や診療報酬のマイナス改定など「小泉改革」による社会保障・医療政策への不満、不信
が根強いからだ。県医師連盟としての対応は今のところ未定だが、郡や市、区の医師連盟では民主推薦
を打ち出すところが出始めている。
「いよいよ衆議院が解散された。県医師連盟として早く対応を決めたい」。横浜市中区の県医師会館で23
日にあった県医師会の理事会。大久保吉修会長は、県内各地の医師会長らにこう呼びかけた。郡や市、
区単位の医師連盟でどの立候補予定者を推薦するか、未定のところは早期に決めるよう求めた。
上部組織の日本医師会の政治団体「日本医師連盟」は昨年9月、自民党を中心とした政権与党の候補者
を推薦する基本方針を示した。各都道府県医師連盟には「基本方針に沿った行動をお願いする」と指示
する。
ところが、民主推薦を決めた茨城県連盟などの例もあり、足並みはそろわない。県内でも同様の「うねり」
が出ている。
神奈川11区の横須賀、三浦両市では、事実上の「自由投票」となりそうだ。すでに自民新顔の小泉進次郎
氏(28)の推薦願を県連盟に出しているが、一方で民主新顔の横粂勝仁氏(27)を推す声も多く、横粂氏
にも市連盟単位で推薦を出す方針を固めた。
横須賀市連盟の山形寿太郎委員長は「政府与党に否定的な医師は多い」と指摘する。
社会保障費の2200億円抑制方針や診療報酬明細書(レセプト)のオンライン化など、小泉元首相の医療
政策への反発が背景にある。「小泉元首相が社会保障に市場原理主義を持ち込んだ」と不満を打ち明ける
医師もいる。
それでも「小泉家には長年お世話になった」と、民主一辺倒になったわけではない。山形委員長は「開業医
は独立した立場にあり、組織内で一本化しても統率できるわけではない」という。
:2009/07/27(月) 13:47:59 ID:Vzf4szge
三浦市連盟は05年の衆院選時、小泉元首相への推薦を見送った。進次郎氏は今回、社会保障を政策の
柱に掲げ、国民皆保険など現行制度の重要性を訴える。「進次郎氏は元首相と違う考えを持っている」
(中江清光委員長)として、理事会で進次郎氏の推薦を決めた。ただ、横須賀と同様に横粂氏からの依頼
があれば、市連盟単位で推薦する方針だ。
横浜市内でも変化が起きている。
鶴見区連盟では昨年9月、3区で立候補を予定する自民党前職の小此木八郎氏(44)と、民主党新顔の
岡本英子氏(44)に推薦の可否を決める参考にするアンケートを出した。
岡本氏からは返答はあったが、小此木氏からは10カ月近くたった今も回答がない。衆院解散後に執行部
で話し合い、小此木氏に推薦を出さないことでまとまったという。
小池均・鶴見区医師会長は「自民党側に誠意がみられない以上、推薦することはできない」と決定。小此木
氏は昨年11月、連盟にあいさつに訪れたが、回答がないため議論すらできなかった。小池会長は「医師会
を軽視しているということで、不愉快だ」と話す。
このほかにも、2、5、7区内の一部の区連盟が、民主党予定者の推薦を決めている。川崎市内でも、9区
では衆院議員時代の松沢成文知事の地盤・麻生区連盟で民主党予定者を推薦する予定だ。
相模原市連盟も14区で自民・民主両党の予定者を推薦するが、連盟内には「自民党は医療政策の実現
に向けて何も貢献してくれない」と、不満の声があるという。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000120907270002