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自民比例順位で摩擦
2009年07月24日
七条明氏(左)の比例四国ブロックでの優遇を菅義偉・選対副委員長(左から2人目)に要望する県連の幹部ら=東京・永田町の自民党本部
8月30日投開票の衆院選で、自民党は比例四国ブロックから立候補を予定する前職の七条明氏(57)の名簿順位をめぐり、徳島県連と四国の他3県連の間であつれきが生じている。05年の「郵政選挙」で党の方針で徳島2区から「刺客」として立候補した経緯から、徳島県連は上位での登載を要望。だが、自民への逆風が吹き荒れるなか、ほかの県連は難色を示す。党本部が名簿順位を発表するとみられる同18日の公示日直前まで、綱引きが続きそうだ。
自民党徳島県連は23日、竹内資浩幹事長らが党本部を訪れ、菅義偉・選対副委員長と細田博之幹事長と相次いで面談。前回、徳島2区で争った山口俊一氏(59)=今回、徳島2区から立候補予定=を引き合いに出し「山口、七条両氏がともに当選するため、七条氏の比例名簿順位での当選可能な優遇を」とする要望書を渡した。
さらに、竹内氏は「七条氏は、郵政選挙では不本意ながら2区から出なくてはならなかった。党として引き続き責任をとっていただきたい」と迫った。だが、菅、細田両氏からははっきりとした返事は得られなかったという。
面談後、竹内氏は取材に対し「大同団結すれば勝てる選挙区。七条氏を1位にすることが山口氏の当選につながり、党としても1議席増えることになるのだが」とこぼした。
七条氏の地元は徳島2区の上板町。過去5回の衆院選のうち小選挙区制の4回では、四国ブロック2回、同1区、同2区と立候補の場を変転してきた。それだけに、七条氏の支持者の間に不満がくすぶる。また自民党関係者の間には「七条氏の票は、放っておいたら民主党に行ってしまう」との危機感が根強い。
徳島県連の要望に、四国の3県連からは拒否の姿勢が強い。四国ブロックの両院議員協議会では七条氏と同じ高村派事務総長の村上誠一郎会長=愛媛2区=を含め、ほとんどの議員が七条氏の上位処遇に難色を示しているという。
比例四国ブロック(定数6)で自民は過去4回、70万〜82万票を得て毎回3議席を確保してきた。しかし今回は議席維持が不透明なうえ、これまで小選挙区で勝ってきた連続当選組も、場合によっては重複立候補をして復活当選を狙わざるを得ない状況だ。さらに過去2回、四国ブロックの当選者3人のうち徳島が地盤の候補者が2人を占めてきたことも、3県連には不満の材料だ。
七条氏は「早く環境が整ったほうが山口氏にも自分にもいい方向につながる」と話す。しかし、上位の登載がかなわなかった場合については「答えを待って判断したい」と明言を避けた。
●七条明氏のこれまでの衆院選結果●
93年 徳島全県区(定数5)に立候補。5位
で初当選
96年 比例四国ブロック、名簿順単独4位で
立候補し、落選。後に比例四国ブロッ
ク選出の越智伊平氏(愛媛)の死去に
ともない繰り上げ当選
00年 比例四国ブロック、名簿順単独3位で
立候補し当選
03年 コスタリカ方式で岡本芳郎氏と入れ替
わり、徳島1区、比例四国ブロック名
簿順3位(13人並列)で重複立候補。
比例で復活当選
05年 山口俊一氏の対立候補として徳島2区
、比例四国ブロック名簿順単独1位で
重複立候補。比例で復活当選