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2009/07/22(水) 18:39:38 ID:Q2FqSreC
下野恐怖症の自民党
危機とチャンスをこれほど対照的に浮かび上がらせて迎える政治決戦も少ないのではないか。「下野
恐怖症」におののきながら、党内のゴタゴタを挙党一致のにわか化粧で覆って走りだした自民党。それ
を横目に民主党は政権獲得に向けて勢いに乗る
▼衆院がきのう解散し、8月30日の投票に向けて衆院選レースがスタートした。選挙には「国民の気分」
とも言える世論の風が吹く。衆院選の行方を占う東京都議選や最近の各種世論調査を通じて、自民党は
かつてない逆風にさらされている
▼その逆風が民主党にはそのまま追い風に転じて政権交代のチャンスを運んでくるかのようだ。風頼み
と言われてきた民主党の選挙戦。その時々の世間の気分に乗じて浮上したかと思えば、思わぬ失速も
経験してきた
▼前回の衆院選では小泉元首相に民主党がお家芸とする改革路線を先取りされて完敗。「官から民へ」
の小泉旋風に民主党のお株を奪われてしまった。しかしこの4年間で改革の風向きは複雑になった
▼郵政民営化をシンボルに都市型選挙の競演となった前回衆院選。今回は景気対策と生活再建を主旋
律としながら、地方再生への伴奏も欠かせなくなっている。都市重視の改革路線の副作用の大きさに反省
も生まれている
▼市場主義の行き過ぎにブレーキをかける麻生首相に対し、官僚政治の打破を掲げる民主党。行き過ぎ
た民を官に戻すのか。官の行き詰まりを民の規律で打開するのか。官と民の間を行きつ戻りつする改革
の道。民意も戸惑う。(前)
http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=513692034