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2009/07/07(火) 10:52:56 ID:sQqbZnP4
データで振り返る知事選 日本の縮図・静岡で「変革」
2009年7月7日
無所属新人で前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)=民主、社民、国民新推薦=が初当選を果たした5日投開票の県知事選は、
「次期衆院選の前哨戦」とも位置づけられていた。市区町別に各候補者が獲得した票や本紙の出口調査をみると、
都市部から農村漁村までがそろう日本の縮図の静岡で、今回は投票行動に「変革」が起きたことを示している。 (県知事選取材班)
■7、8区は川勝氏大勝
川勝氏に勝利をもたらした大きな要因は、投票率の高さとも言われる。今回の投票率は、2005年の
前回(44・49%)を16・57ポイント上回る61・06%。民主陣営は「有権者は風に敏感。麻生政権の低迷があり、
投票率が高ければ高いほどうちに有利に働く」と見ていた。
地域別の得票傾向はおおむね予想どおり。川勝氏は学長を務めた大学のある浜松市など県西部、
前自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)=自民、公明推薦=は、地盤の東部で強いとされ、
市区町別の得票もそうした流れに沿っていた。
ただ、県西部は川勝氏の圧勝だった。衆院静岡7区(浜松市西区、北区、浜北区、天竜区、中区と南区の一部、
湖西市、新居町)のエリアで、自民推薦の坂本氏が川勝氏を上回ったのは天竜区だけ。
静岡8区(浜松市東区、中区と南区の一部)では、川勝氏に全敗だった。もともと川勝氏の知名度が高く
民主が強い地域という要素はあるにしても、自民にとって次期衆院選は相当厳しい戦いとなりそう。
■川勝氏に望むもの
本紙の出口調査では、候補者に望む政策も質問した。それをみると、川勝氏が特に期待されているのは県の行財政改革だ。
調査で「新知事に行財政改革を期待する」と答えた人は、50%が川勝氏に投票した。
これは県の副知事だった坂本氏の18%や元民主党参院議員海野徹氏(60)の28%と比べて際立つ。
民間出身の川勝氏に変革を期待する声は大きい。
一方、「福祉・医療」や「子育て支援」の分野は、坂本氏の評価が川勝氏を上回る。川勝氏には、期待通りに行財政改革を進め、
福祉や子育てでも県民を納得させられるかが問われそう。
出口調査の男女別、年代別の集計をみると、男性は20代−70代以上まで全世代で川勝氏が最多の支持を集めた。
女性では、坂本氏が20代、40代、60代、70代以上でトップに立ち、50代では川勝氏と同率だった。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090707/CK2009070702000186.html