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【秋田】全取調室に「マジックミラー」導入へ 冤罪防止策で県警 第一線の刑事の間では「やりづらい」という声も
1 :かなえφ ★:2009/07/04(土) 23:45:54 ID:???0
取調室を外部からチェックし、適正な取り調べを推進しようと、県警のすべての取調室に
「マジックミラー」が導入されることになった。全国的に進められている冤罪(えんざい)防止策の
一環で、市民が参加する裁判員裁判の本格化に向けて、適正な取り調べが行われていることを
広く市民に訴える効果も狙う。県議会が2日可決した補正予算に1149万円の整備費が盛り込まれた。
マジックミラーは「透視鏡」とも言われ、室内から見ると普通の鏡だが、室外からは、部屋の中の
様子を見ることができる。
県警によると、県内15の警察署と県警本部にあるすべての取調室にマジックミラーを設置する。
捜査畑ではなく総務・警務部門に属する警察官を「監督官」として、取調室を見回り、マジックミラー越しに、
容疑者への暴行、容疑者の尊厳を著しく害する言動、便宜の供与といった不適切な行為がないか、
厳しくチェックするという。
警察の取調室では、刑事が容疑者と向かい合い、時には生い立ちや悩みなどを掘り下げて
反省を促し、自供を引き出す。刑事の言葉に胸を打たれた容疑者が、真実を語り始める瞬間がある。
刑事たちにとっては「聖域」だった。
県警では、今年3月に新庁舎が完成した由利本荘署のほか、五城目署でも先行的にマジックミラーを
設置し、効果を確かめていた。捜査関係者によると、第一線の刑事の間に「やりづらい」という声が
根強くある一方、「見られているという緊張感が、適正な取り調べにつながる」といった意見も出ているという。
県警は今後、各署などに順次、マジックミラーを設置していく。ただ、能代署については、来年秋に
完成予定の新庁舎建て替えに合わせて整備する方針という。
マジックミラーを巡っては、2007年に鹿児島県の公選法違反事件と富山県の婦女暴行事件で
無罪判決が相次ぎ、容疑者に人名を書いた紙を踏ませる「踏み字」など不適切な取り調べが発覚したため
、警察庁が導入を決めた経緯がある。
読売新聞 2009年7月4日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090703-OYT8T01195.htm
▽マジックミラー越しに取調室内が確認できる(画像)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090703-573946-1-L.jpg