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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090628-OYT8T00871.htm
09知事選 川勝氏、坂本氏激しく競る
本社世論調査・上 支持政党民主32% 自民21%
7月5日投開票の知事選で、読売新聞社が26〜28日に実施した世論調査に、これまでの取材結果を加味した情勢分析では、前静岡文化芸術大学長・川勝平太氏(60)と、前自民党参院議員・坂本由紀子氏(60)が横一線で激しく競り合う展開となっている。元民主党参院議員・海野徹氏(60)は伸び悩み、共産党県常任委員・平野定義氏(59)も支持に広がりがみられない。ただ、有権者の3割弱が誰に投票するかを明らかにせず、有権者の4割弱を占める「支持政党なし」(無党派)層の動向などにより情勢が変化する可能性もある。
■候補者の戦いぶり
川勝氏は、推薦を受ける民主党支持層からの支持は5割強。無党派層からは2割強と4候補中最も多くの支持を受ける。都市別では、静岡、浜松両政令市で支持が最も多い。年齢層別では、40、50歳代で4候補中最も多くの支持を得ている。職業別では、商工サービス業や事務技術職で支持が最も多い。2005年の前回選で石川嘉延・前知事に投票した人の3割弱、対立候補に投票した人の5割強が支持する。
坂本氏は、推薦を受ける自民党支持層の7割弱、公明党支持層の8割弱をまとめた。民主党支持層の1割弱にも食い込む。無党派層の支持は川勝氏に次いで多く、2割弱。地域別では、出身地の東部で3割超の支持を獲得し、都市別では政令市以外の市や町で支持が多い。
年齢層別では20、30歳代と60歳以上で支持が最も多い。職業別では、管理専門職や専業主婦などで支持が多い。前回選で石川氏に投票した人の4割弱が支持した。
海野氏は、政党のしがらみのない「純粋無所属」を掲げる。民主支持層の2割弱から支持を獲得する一方で、無党派層からの支持は川勝、坂本両氏に次いで3位。都市別では、出身地の静岡市で坂本氏とほぼ同等の支持を得ている。年齢層別では、40歳代の働き盛り世代で川勝氏に次ぐ支持を集める。
平野氏は、共産党支持層以外への浸透がみられない。
■支持政党・内閣支持
支持率が最も高かったのは民主の32・4%。07年の参院選の際は自民と民主の支持率が26・6%で並んだが、今回は自民が21・6%で、民主がトップに立った。
ほかの政党の支持率は、公明2・7%、共産1・0%、社民党0・5%、国民新党0・1%、「支持政党なし」37・8%だった。支持政党なしの無党派層は前回知事選時の49・9%より12・1ポイント減少し、衆院選の前哨戦として与野党の対決色が強まっていることが有権者の意識にも色濃く反映されたとみられる。
一方、麻生内閣を支持するかどうかを聞いたところ、「支持する」と答えた人が14・7%だったのに対し、「支持しない」と回答した人は74・5%に上った。
このうち、自民党支持層でも、「麻生内閣支持」が43・5%、「支持しない」が43・1%とほぼ拮抗(きっこう)。自民党内でも麻生内閣の人気が低迷していることを印象づけた。民主党支持層では94・4%が麻生内閣を「支持しない」と答えた。無党派層でも「支持せず」が78・9%に達した。
■関心度、投票行動
「大いに関心がある」が39%、「多少は関心がある」が40%で、計79%が関心を示した。石川前知事が共産党推薦候補との一騎打ちを制して4選された2005年の前回選時の同調査より21ポイントもアップし、2007年の参院選時(75%)と並ぶ水準だ。
年齢層別では、50歳以上の年代では「関心がある」が80%を超えたほか、40歳代で68%、30歳代も71%が関心を示した。最も低い20歳代でも63%で、各世代で関心は高まっている。
また、投票に行くかどうかについては、「必ず行く」が69%で前回より9ポイント増えたのに対し、「なるべく行くつもり」は25%で前回より5ポイント減り、投票指向が高まっていることをうかがわせる。前回知事選では「投票しなかった」と答えた人の60%が、今回の知事選に「関心がある」と答え、32%が投票に「必ず行く」と答えた。
年代別では、70歳以上の80%以上、50歳代と60歳代の70%以上、30歳代と40歳代の50%以上が「必ず行く」と答えたが、20歳代は37%とやや低かった。
(2009年6月29日 読売新聞)