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651 :無党派さん:2009/06/26(金) 10:07:13 ID:BrsuxRst
二木啓孝「東国原知事、3つの勘違い」(6/25)
東国原知事には3つの勘違いがあります。
1つは、知事とはその地域の大統領のようなものですが、「衆院議員になって480分の1の陣笠議員になりたくない」という話です。
たしかに知事の権限は強大だけれども、そのことは国会議員よりも偉いということではありません。かつて、武村正義さんが滋賀
県知事を経て国会議員に当選したとき、「私は知事を経験したから、当選3回の扱いにしてください」と言って、総スカンにあったこと
がありました。本人としては、知事としてその地域の大統領的に予算を編成したという気持ちがあったのでしょう。
ですが、「知事を経験したから陣笠議員扱いするな」というのは、やはり国政に対して失礼です。
2番目の勘違いは「県知事は国政へのステップなのか」ということです。25日付朝日新聞によると、発言後に宮崎県庁に届いた電話
などの意見は287件(24日午後3時現在)にのぼったそうですが、その約8割が反対だった。任期半ばにして国政を目指すというのは、
どう考えても宮崎県民に対して失礼ですよね。
3番目の勘違いは「宮崎は、どげんかなったんですか?」ということです。「どげんかせんといかん」と言って彼が知事になったのは、
知事と保守政治家の汚職で県政がどうしようもなくなったから。しかし、彼が知事に当選して以降の宮崎はどうなったのでしょうか。
彼の知事としてのスケジュールは、3日に1回は県外で、週末はだいたい東京。やっていることはマンゴー売り。いったい宮崎県政が
どうなったのかという話は聞こえきません。宮崎と比較すると、批判もありますが、橋下徹大阪府知事の方が、はるかにやっていることが
見えています。
実は、彼が東京にしょっちゅう滞在していると、県議会は楽なんです。なぜなら、宮崎県政は大きく変わらなくてすむから。議会にとっては
「県知事元気で外がいい」。ここを彼は勘違いしていて、メディアは彼が「国政に出るのか」ということに注目しているのであって、世の人は
「宮崎県政がどう変わったのか」ということはほとんど見えていない。
652 :無党派さん:2009/06/26(金) 10:08:33 ID:BrsuxRst
こういった勘違いをしたまま、おそらく、彼は自民党とどこかで落としどころを決めて衆院選に出るのでしょう。ただし、
「次の総裁候補に」と言っても、総裁は自民党の議員でないとなれないので、選挙に通ってからでないと基本的には
無理です。自民党にとっては「骨太の方針」も骨細になってしまったし、もはや小手先の手段で化粧を厚くして、新装
開店のパチンコ屋のように選挙を戦うのでしょうが、表向きを改装したからといって中身が変わったわけではありません。
また、橋下さんの動きについては、この動き自体は面白いのですが、横浜市の中田宏市長など、現在のメンバーだけ
では寂しい。知事レベルの人材がもっと集まらないと驚かない。なぜ人が集まらないかというと、橋下さんが地方分権の
路線を貫くのであれば、どう考えても民主党を支持しないとおかしい。ところが、知事会で地方分権を支持した各知事たちは、
地元に戻れば多数派である自民・公明と仲良くしなければ予算が通りません。そうなると、選挙のときだけ知事は民主党を
支持するというわけにはいかない。しかも、支持した政党が負けた場合は国からしっぺ返しを食らう可能性もあるわけです。
その意味で橋下さんが「覚悟を決めて」と言ったことは正しい。ですが、逆に支持した政党が政権を取れば、「参加しな
かった知事はしっぺ返しを食らうぞ」という意味でも取れます。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/06/_m1.html