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2009/06/23(火) 11:23:25 ID:FcyB4Nte
スコープ 今度は“厚労族の乱” 骨太09自民総務会了承せず 『政権、制御力失う』
自民党総務会は二十二日、歳出削減をめぐる表現でもめ、政府の「骨太2009」を了承できなかった。
党三役や担当閣僚の説得に異を唱えるのは、尾辻秀久参院議員会長らの厚生労働関係の族議員。
どたばた劇は麻生政権の求心力低下を一層印象づけている。 (篠ケ瀬祐司)
「(二千二百億円)削減しないと言っても、わたしは絶対に信用しない」。一時間を超える総務会で、尾辻
氏はこう主張し続けた。
尾辻氏の主張は二点。「骨太09」から、「骨太2006等を踏まえ」との文言を削除するか、社会保障費の
毎年度二千二百億円抑制は行わないことを明記することだ。
総務会では「はっきり書かないと結局、二千二百億円削減される」(尾辻氏)との不信と、「財務相からも
(削減しないと)担保を取ってある」(笹川尭総務会長)との説得が堂々巡り。二度目の了承見送りに、
笹川氏は総務会後「山手線みたいに同じところをくるくる回って決着がつかない」とぼやいた。
与党幹部は「政権の体をなしていないってことだ。コントロールを失っている」とあきれ顔だ。
麻生首相としては歳出削減に取り組む「責任政党」として民主党との違いを出すためにも、「骨太06」の
文言削減や二千二百億円抑制方針転換を明記することは回避し、与謝野馨財務相の表明によって、
決着を図りたかった。
それでも総務会メンバーの間には「明確な政策転換だから、はっきり字で残すべきだ」(閣僚経験者)と、
首相の意をくもうとの空気は薄い。
与謝野氏は同日夕の党役員会後、席に残った幹部らを前に「来年度予算で二千二百億円は削減しない」
と直接、約束。しかし、尾辻氏は「財務相がそこまでいうなら、なぜ明記できないのか。二十三日の総務会
でも主張する」と、なお矛を収めない。
党総務会は全会一致が意思決定の慣例だが、執行部は二十三日は多数決により「骨太09」を了承する
構え。意見集約ができず、多数決となれば、〇五年の郵政民営化以来のこととなる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009062302000077.html