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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000002-jij-pol
与党、地方選連敗に危機感=民主、衆院選に弾み−千葉市長選
6月15日0時12分配信 時事通信
14日の千葉市長選で自民、公明両党は推薦候補が敗北し、次期衆院選への危機感を強めている。与党は政令市長選で名古屋、さいたまに続く「3連敗」。自民党は「敗戦は織り込み済み」(菅義偉選対副委員長)としているが、麻生政権へのダメージは小さくない。今後、静岡県知事選(7月5日投開票)、東京都議選(同12日投開票)が注目され、結果次第では麻生太郎首相の解散戦略に狂いが生じる可能性がある。
自民党の細田博之幹事長は14日夜、推薦候補の敗北について「残念だ」と述べる一方、政権への影響については「あまりないだろう。(汚職事件で逮捕された)前市長が推した副市長という構図がよくなかった」と指摘。「候補者選びのミス」が敗因と強調した。
もっとも、党内からは「鳩山邦夫前総務相の辞任もあり、こんな状況では解散できない」(若手)、「都議選も負けたら総裁選前倒しだ」(参院中堅)との悲痛な声が上がった。こうした状況に、公明党幹部は「自民党の踏ん張りが利かなくなっている」と懸念を示した。
自民党は今後、衆院選の「前哨戦」と位置付ける静岡県知事選、都議選に全力を挙げるが、党内には「都議選で大敗すれば、首相は解散できず、『麻生降ろし』が本格化する」(中堅)との声もある。逆風をかわすための内閣改造論や、都議選前に首相が解散を決断する可能性も取りざたされており、首相はぎりぎりの判断を迫られそうだ。
一方、民主党は鳩山由紀夫代表が2度選挙区入りするなど千葉市長選に全力を投入。岡田克也幹事長は「新体制の下、勝利は大きな弾みとなった。総選挙で政権交代を成し遂げる」との談話を発表した。党幹部は「民主への期待感が高まっている証拠」と自信を深めており、首相への解散圧力を一層強める構えだ。
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