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2009/06/09(火) 20:12:32 ID:ZN6Ws00T
郵政人事、着地点見えず=強まる首相への不満
続投に意欲を示す日本郵政の西川善文社長に対し、続投阻止を貫く鳩山邦夫総務相。同社トップ人事
をめぐる当事者二人は9日の参院総務委員会にそろって出席し、火花を散らし合った。麻生太郎首相は
5日に鳩山氏とひそかに会談するなど事態収拾に動きだしたが、軟着陸できるかは不透明。衆院選が
迫る中での混乱に、与党内では首相への不満が強まっている。
9日の参院総務委で鳩山氏は「わたしが単独で懸命に考え、信念で判断する」と述べ、西川氏の再任を
認めない考えを重ねて表明。共産党の山下芳生氏が「かんぽの宿」売却問題や障害者団体向け割引
郵便制度の悪用など、日本郵政グループ絡みの不祥事を指摘すると、鳩山氏が「共産党と意見が合っ
たことはないが、きょうの意見は8割方すんなり入ってきた」と意気投合する場面もあった。
これに対し、西川氏も「いったん引き受けた以上、民営化の土台をしっかりつくるのが責務」と一歩も引か
ない考えを強調、対立が一段と鮮明になった。「首相が何も言わないのが、内閣不一致だと言われる原因
になっているのではないか」。自民党の谷川秀善参院幹事長は記者会見でこう指摘、公明党幹部は「早く
決着しないと17日の党首討論で攻め込まれる」と危機感を示した。
衆院選に向けて失態が許されない時期に繰り広げられる迷走劇。自民党の加藤紘一元幹事長は記者団
に「(鳩山氏も西川氏も)どっちもどっち。わたしたちの選挙に影響する。怒りをもってみている」といら立た
しげに語った。
官邸サイドも、首相の指示を受けて河村建夫官房長官が打開策を模索。西川氏を代表権のない執行役
に降格させるなどの妥協案を検討しているとみられるが、鳩山氏が受け入れ、矛を収める見通しは立って
いない。
「鳩山氏は『正義』を振り回しすぎた」(自民党閣僚経験者)。与党内では鳩山氏に批判的な意見が多いが、
同氏のかたくなな姿勢を受けて西川氏の辞任を望む声も出ており、公明党幹部の一人は「西川さんが
自発的に辞めてくれれば収拾する」と語った。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009060900890