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2009/06/08(月) 10:39:58 ID:GO9aAF01
民主代表辞任から1カ月/鳩山体制で役割明確化
民主党の小沢一郎氏が代表辞任を表明して間もなく1カ月になる。鳩山由紀夫代表の新体制は、岡田
克也幹事長がマニフェスト(政権公約)取りまとめ、代表代行の小沢氏は選挙対策に専念。鳩山氏は
韓国訪問などで「党の顔」として存在感発揮に努め、執行部の役割分担を明確化させてきた。トップの
強い指導力を売り物にした小沢カラーとの違いが際立つ。
辞任後の小沢氏は3週連続で九州入りするなど、以前にも増して地方を精力的に回っている。小沢氏
は各選挙区を直接てこ入れする「地上戦」一本やり。これに対し鳩山、岡田両氏はメディアを通じて
無党派層にアピールする「空中戦」にもエネルギーを注ぐ。
小沢氏は、鳩山氏と麻生太郎首相が初の党首討論に臨んだ5月27日、選挙応援で訪れた福岡県篠栗
町で記者団に感想を問われ「選挙以外は駄目だ。僕は選挙担当だから」とコメントを拒否。2009年度
補正予算が成立した29日も衆院本会議を欠席し、長崎県諫早市と熊本市に出向いた。
ただ一般有権者に直接語りかける街頭演説は避け、代表辞任につながった西松建設巨額献金事件に
関する説明責任はうやむやになったままだ。
民主党内では鳩山体制に「風通しが良くなった」「明るくなった」との評価の声が上がるものの、半面これ
は指導力の弱さにつながりかねない。菅直人代表代行は「良くも悪くも小沢氏は強いリーダーだった。
鳩山体制で昔のまとまりのない『生徒会』に戻ってはいけない」と指摘する。
鳩山氏は党運営の「コンダクター(指揮者)」を自任するが、代表選から繰り返す「友愛」のスローガンは
なおも浸透していない。政党の生命線である選挙対策を小沢氏に委ねたことで、党内への影響力には
一定の限界があるのも確かだ。
「代表を支えるのが仕事だ」。衆院選に向けた鳩山氏との「二枚看板」に期待される岡田氏は繰り返し
強調する。
小沢氏との分担についても「『選挙は小沢氏』という前提で幹事長を引き受けた。鳩山代表が党内を統括
し、それぞれが自分の役割を果たす」と説明。代表選で自身を支持した議員がグループ旗揚げの動き
を見せても「自民党のような派閥ごっこにならないようにしたい」と制し、「反小沢」イメージの打ち消しに
努めている。
残る2人の代表代行は、輿石東参院議員会長が野党が多数を占める参院を掌握。厚相時代に薬害エイズ
問題で官僚組織と対決した菅氏も衆院選後の政権交代をにらみ、6日から英国を訪れ政治家主導の内閣
運営の在り方を調査するなどそれぞれの役割を図っている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090607.html