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2009/06/02(火) 02:44:34 ID:gDC+RqXA
3省所管法人:基本財産「0」報告せず
農林水産、経済産業、総務の3省が所管する社団法人「日本農村情報システム協会」が6億円余りを
水増しして不正に支出していた問題で、同協会の常勤理事3人が昨年6月、協会の基本財産が定款に
反して取り崩されゼロになったことを把握しながら、3省に報告していなかったことが分かった。3省は、
民法で定められた報告をしなかった疑いがあるとみて、事実関係の調査を進めている。
農水省などによると、同協会は市町村から防災無線の設計などを請け負い、94年から大半を任意団体
「情報システム技術会議」に委託、同会議は委託された業務を取引先の2業者に再委託していた。協会
の副会長は89年6月〜今年3月、同会議の理事長を兼任し、月100万円の報酬を得ていた。
一方、同会議は03年ごろから、事業費が市町村との契約額を上回っているとして水増しを求め始めた。
協会の担当者は求められるままに支出し、基本財産(4億3900万円)を取り崩して対応するようになっ
た。
04年度に基本財産を使い切った後は、金融機関から借り入れていたが農水省などへの財務状況報告
では、債券を購入して基本財産を保有しているかのように見せかけるなどして隠ぺい。協会の不正支出
は少なくとも6億4600万円に上った。この担当者は今月1日付で退職したという。
一方、協会の常勤理事は、こうした事実を昨年6月に把握したが、3省が今年3月に調査するまで報告
していなかった。同協会の重松宣志常務理事は「担当者に説明を求めたが、説明がないまま半年以上
経過してしまった」と話している。【奥山智己】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090602k0000m040125000c.html