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大学は出たけれど
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大学は出たけれど
小津安二郎監督の1929年公開の映画。
野村芳太郎監督の1955年公開の映画。
本項では両映画とも記述する。
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目次
1 小津安二郎版
1.1 解説
1.2 あらすじ
1.3 キャスト
2 野村芳太郎版
2.1 キャスト
3 関連項目
[編集] 小津安二郎版
大学は出たけれど
監督 小津安二郎
脚本 荒牧芳郎
出演者 高田稔
田中絹代
鈴木歌子
撮影 茂原英雄
配給 松竹
公開 1929年
上映時間 70分
製作国 日本
言語 日本語
表・話・編・歴
『大学は出たけれど』(だいがくはでたけれど)は1929年に公開された小津安二郎監督の日本映画。サイレント映画である。
公開当時は70分の長編映画であったが、現存するのは11分ほどのフィルムのみである。
[編集] 解説
大学卒業者の就職率が約30%という不況の底にあった昭和初期を舞台に、職に就けない男が奔走するさまを小津がコメディ・タッチで描いた作品。
この映画は、小津映画の中でも比較的初期の作品だが、作中には庶民生活の詳細な日常を描写する作風の原型がすでにあらわれている。また、本作は原作で小津の盟友の清水宏が監督する予定で企画が進められていたものだった。
[編集] あらすじ
大学を卒業したものの定職につけない徹夫は、故郷の母親に「就職した」と嘘の電報を送ったことから、母は婚約者(町子)を連れて上京。ふたりの嬉しそうな顔を見ると、徹夫はなかなか本当のことを言い出せずにいるが、徹夫の嘘を見抜いた町子は、徹夫に内緒でカフェで働き始めた…。
[編集] キャスト
野本徹夫:高田稔
野本町子:田中絹代
二人の母親:鈴木歌子
杉村:大山健二
洋服屋:日守新一
会社の重役:木村健二
秘書:坂本武
下宿の主婦:飯田蝶子
[編集] 野村芳太郎版
大学は出たけれど
監督 野村芳太郎
製作 小倉武志
脚本 椎名利夫
出演者 高橋貞二
川喜多雄二
三橋達也
草笛光子
音楽 木下忠司
撮影 厚田雄春
配給 松竹
公開 1955年
上映時間 98分
製作国 日本
言語 日本語
表・話・編・歴
『大学は出たけれど』(だいがくはでたけれど)は1955年に公開された野村芳太郎監督の日本映画。
[編集] キャスト
高田昭平:高橋貞二
小島三太郎:川喜多雄二
村瀬大吉:三橋達也
高田彌左衛門:斎藤達雄
高田彌一:日守新一
高田松枝:吉川満子
村瀬良作:明石潮
村瀬芳江:野辺かほる
沢田時子:草笛光子
清川琴子:水原真知子
清川みどり:紙京子
すみ子:七浦弘子
高倉建設社長:北龍二
大川課長:諸角啓二郎
令嬢:棚橋マリ
銀行帰りの男:桂小金治
プロレスのアナウンサー:有島一郎、力道山、遠藤幸吉
[編集] 関連項目
昭和恐慌
世界恐慌
昭和一桁
平成不況
就職氷河期
失われた10年
学歴難民
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