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2009/05/30(土) 12:55:43 ID:OnHhKGao
▽バンザイ突撃
首相が、マンモス官庁の厚労省を「社会保障省」と「国民生活省」に分ける構想を打ち出したのは、衆院選
に向けて「生活重視」をアピールするとともに、年金逆風をかわすのが狙いだった。
目玉政策を生煮えのまま口にして、すぐに前言を翻す“麻生流”は、定額給付金問題などの際に批判を
浴びて懲りていたはずだ。それでも迷走劇を繰り返したのは、選挙で風を引き寄せる争点づくりに腐心して
いることと無縁ではない。
ただ与党への根回しは相変わらず不十分。小派閥領袖の首相は、族議員の反発にあっさり白旗を揚げた。
残ったのは、言葉の軽さと「統治能力への疑問符」(加藤紘一元幹事長)だけ。首相周辺は、渡辺恒雄
読売新聞グループ本社会長が分割構想の火付け役だったことを踏まえ「やろうと誘われると『そうだな』と、
つい乗せられる性格が災いした」と悔やむ。
首相が週明けに国会の大幅延長に踏み切るのは、解散権をてこにした求心力確保が狙いだ。
だが西松建設事件をめぐる民主党の敵失に助けられる形で下げ止まった内閣支持率を、回復軌道に乗せ
られない首相への不満は膨らむ。自民党幹部は「このまま解散を打てば、バンザイ突撃だ」と危機感を
隠さない。
「官邸はちゃんと選挙戦略を考えているのか」「国民の首相不信はぬぐえず、何をやってもしょうがない」。
自民党執行部メンバーの二人が最近交わした会話からは、「麻生降ろし」再燃の兆しも読み取れる。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0529.html