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2009/05/22(金) 11:31:23 ID:fojX2ilc
西川社長進退/「郵政対立」が再燃
政府、与党内で、六月に任期切れを迎える西川善文・日本郵政社長の進退をめぐる綱引きが激化してきた。
鳩山邦夫総務相は再任の認可権限を盾に退任圧力を強めるが、自民党の菅義偉選対副委員長(元総務
相)らは民間起用の西川氏に引導を渡せば「改革後退」批判を招くとの立場から続投支持で動く。麻生太郎
首相は側近議員同士による「対立の構図」となったこともあり、対応に苦慮している。
▽火中のクリ
「じっとしてろ。おまえが波風立てるなよ」。首相は、日本郵政が十八日の「指名委員会」(委員長・牛尾治朗
社外取締役)で西川氏の続投支持を決める前、郵政造反組の山口俊一首相補佐官に進退問題で下手に
動かないようくぎを刺した。
今年二月には、衆院予算委員会で「郵政民営化には賛成ではなかった」と発言し、小泉純一郎元首相の
怒りを買った。首相周辺は「郵政問題で、またやけどしないよう神経質になっている」と解説。政府関係者は
「官邸には小泉、菅両氏らから、続投を認めるようたびたび電話が入っているようだ」と明かす。
二十一日の参院予算委員会。首相は国民新党の自見庄三郎副代表から西川氏再任を認めるのか問い
詰められたが、「総務相が適切に判断する」と繰り返すばかりだった。
首相も鳩山氏の強い意向を受けて、今年の早い段階で「いったんは西川氏を交代させる方針に傾いた」
(財界筋)とされる。官邸サイドは、指名委メンバーの奥田碩トヨタ自動車相談役(日本経団連前会長)に
後任人事の調整をひそかに要請。奥田氏は三月から人選を本格化し、ハイテク企業や大手通信会社の
元経営者ら数人の経済人に就任を打診したが、「だれも火中のクリを拾おうとはしなかった」(企業関係者)
という。
後任探しが暗礁に乗り上げて以降、首相は“様子見”を決め込む姿勢に転じた。しかし、いつまでも判断を
先送りしているわけにもいかない。
日本郵政株は政府が100%保有しており、続投案が示される手はずの六月二十九日の株主総会には財務
省幹部が出席する。同省がこれを了承しても、鳩山氏が認可しなければ、政府部内の「不一致」が問題化
するのは必至だ。最後には首相が難しい判断を迫られる。
497 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/05/22(金) 11:32:09 ID:fojX2ilc
▽総裁選も視野?
鳩山氏のボルテージは高まるばかりだ。国会では宿泊保養施設「かんぽの宿」売却問題をめぐる西川氏
の経営責任にたびたび言及。障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件が発覚したこともあり「西川
氏への不信感は頂点に達している」(総務省幹部)。
十八日には、記者団に「(西川氏退任に)財界が反対しても政界が反対しても、一人になっても戦う」と述べ、
職を賭してでも主張を譲らない決意をほのめかした。
自民党内では、鳩山氏の強硬姿勢について「郵政票のつなぎ留めだけでなく、将来の総裁選出馬をにらん
だ存在感アピールが狙いでは」(中堅議員)との憶測も広がる。
郵政民営化を手掛けた竹中平蔵元総務相は「(進退問題は)政治による経営への“いちゃもん”的介入だ」
と批判。官邸筋は「首相が西川氏再任を決断すれば、鳩山氏は離党して民主党の鳩山由紀夫代表との
連携に走りかねない。首相の盟友が党を去れば、政権の屋台骨が揺らぐ」との警戒感を隠さない。
一方、郵政対立の再燃は民主党にとって格好の攻撃材料だ。菅直人代表代行は二十一日の記者会見で
「(郵政選挙の)三百超議席で政権運営し、小泉政治からきちんと脱却できないため、訳の分からない綱引
きが起きている」と断じた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0521.html