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【水滸伝】(百八星=民主党議員、王倫=トロイの木馬、宋江=小沢、晁蓋=鳩山、高俅=小泉〜麻生、蔡京=霞ヶ関)
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投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 5 月 19 日 21:21:32: 4sIKljvd9SgGs
 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D
水滸伝
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この項目では、中国の小説について説明しています。1973年から1974年まで日本テレビ系列で放映されたテレビドラマについては水滸伝 (テレビドラマ)をご覧ください。
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『水滸伝』(すいこでん、水滸傳)は、中国の明代に書かれた小説で、四大奇書の一つ。施耐庵あるいは羅貫中がそれまで講談として行われてきた北宋の徽宗期に起こった反乱を題材とする物語を集大成して創作されたとされる。「滸」は「ほとり」の意味で「水滸伝」は「水のほとりの物語」という意味である。

北宋時代末期に、汚職官吏たちがはびこる世相のため世の中からはじき出された英雄好漢たちが梁山泊と呼ばれる自然の要塞に集まって無法者の集団を形成し、やがて悪徳官吏を打倒し国を救う事を目指すという物語である。

目次
1 水滸伝の来歴
2 『水滸伝』の原本
3 日本における『水滸伝』の受容
4 登場人物
5 内容(百二十回本)
5.1 百八の魔星、再び世に放たれる
5.2 高俅の栄達
5.3 梁山泊
5.4 晁蓋と宋江
5.5 九天玄女
5.6 激闘の梁山泊
5.7 百八星集結
5.8 招安
5.9 百八星は天に帰す
6 備考
7 補作
8 派生作品
8.1 小説
8.2 映画
8.3 テレビドラマ
8.4 漫画
8.5 コンピュータゲーム
8.6 画集
9 関連項目


[編集] 水滸伝の来歴

清代の皿絵に描かれた宋江・林冲・朱仝水滸伝の物語は実話ではない。しかし14世紀の元代に編纂された歴史書『宋史』には、徽宗期の12世紀初めに宋江を首領とする三十六人が実在の梁山泊の近辺で反乱を起こしたことが記録されている。講談師たちは12世紀中頃に始まる南宋の頃には早くも宋江反乱の史実をもとに物語を膨らませていったと推定され、13世紀頃に書かれた説話集『大宋宣和遺事』には、宋江以下三十六人の名前と彼らを主人公とする物語が掲載されている。

15世紀頃にまとめられた水滸伝では、三十六人の豪傑は3倍の百八人に増やされた。また、荒唐無稽で暴力的な描写や登場人物の人物像を改め、梁山泊は朝廷への忠誠心にあふれる宋江を首領とし、反乱軍でありながらも宋の朝廷に帰順し忠義をつくすことを理想とする集団と設定されて、儒教道徳を兼ね備え知識人の読書にも耐えうる文学作品となった。とは言え、反乱軍を主人公とする水滸伝は儒教道徳を重んじる知識人にはあまり高く評価されず、もっぱら民衆の読む通俗小説として扱われた。その風潮の中で、明末の陽明学者で儒者の偽善を批判した李卓吾が水滸伝のような通俗小説を高く評価したことはよく知られている。同じ時期に農民反乱を扇動する作品であるとして禁止令が出されており、また清代には京劇の題材にとられ、108人が皇帝に従うという展開が西太后などに好まれた。

中国共産党では、「投降主義」的であると見なされ、降伏経験のある幹部や原則主義的な立場から見て妥協的であるとされる幹部への間接的な批判として水滸伝批判が行われた。1975年の毛沢東の名による水滸伝批判では、宋江が前首領の晁蓋を棚上げして実権を握り、自ら首領となった挙句に朝廷に帰順したことが革命への裏切りであるとして非難され、批判的に読むための連環画形式のものも出版された。これは「四人組による周恩来批判であった」と後に解釈された。

文化大革命が党によって全面批判された後は、このような政治的位置付けは行われなくなり、京劇の上演なども復活している。


[編集] 『水滸伝』の原本
中国の通俗小説は「回」と呼ばれる講談の一話に相当するまとまりからなるが、現存する版本からの考察では百回構成が最も古い形とされる。容与堂本では、梁山泊に百八人の豪傑が集うまでを描いた七十一回と、梁山泊と朝廷の奸臣たちが派遣した官軍との戦いを描く十回、百八人が朝廷の招安を受けて、北方の契丹人の王朝遼と戦う九回、江南で宋江たちと同じように方臘の乱を起こしていた方臘を官軍として討伐する中で梁山泊集団が壊滅してゆく過程を描いた十回に分かれる。

水滸伝が人気を博するようになると、16世紀頃に最後の方臘戦十回の前に、百回本では叛徒として名前が登場するのみの田虎、王慶の反乱軍を鎮圧するそれぞれ十回が付け加えられた百二十回からなる版が生まれた。これを百二十回本と呼び、もともとの百回構成の版を百回本と呼ぶ。

17世紀の清代に、金聖嘆は百回本のうち物語が面白い部分は梁山泊に百八人が集う第七十一回までであると判断し、第七十二回以降を切り捨てた上で、第七十一回後半を書き改めて最終回とし、かつ回数を整えるため本来の第一回を前置きとし、第二回以下の回目をそれぞれ一回ずつ繰り上げた七十回本を作り、出版した。遼との戦いを含む後半部分を、女真人による異民族王朝である清が忌避したためとする説もある。清代には七十回本が流行し、中国では20世紀に入るまで水滸伝と言えば七十回本を指した。中華人民共和国成立後、七十回本の体裁にならいつつ、回目を復旧した七十一回本も出版されている。

日本では中国と異なって百二十回本が一般的によく読まれ、百回本も読まれるが、七十回本はあまり入っていない。


[編集] 日本における『水滸伝』の受容

日本で描かれた水滸伝の豪傑。歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之一個・八臂那吒項充」日本へは江戸時代に輸入され、1723年(享保13年)には岡島冠山により一部和訳され普及する。19世紀初めには翻訳、翻案が数多く作られ、浮世絵師の歌川国芳や葛飾北斎が読本の挿絵や錦絵に描いた。

1773年(安永2年)には建部綾足『本朝水滸伝』が成立した。これは本編を換骨奪胎し、さらに日本の歴史をも改変した、現在の伝奇小説の先駆けともなる作品である。ほかに『水滸伝』ものとしては『新編水滸画伝』を著したこともある戯作家曲亭馬琴は特に水滸伝を日本を舞台とする物語に取り入れ、代表作となる『椿説弓張月』や『南総里見八犬伝』を書いた。また、パロディである『傾城水滸伝』も書いている。

明治時代以降も百二十回本や百回本を元とする『水滸伝』の翻訳や翻案が生み出された。原典に基づく翻訳としては吉川幸次郎・清水茂による百回本全訳(岩波文庫全10冊)と、駒田信二の百二十回本全訳(講談社文庫全8冊 ちくま文庫同)、佐藤一郎の七十回本全訳(集英社版世界文学全集)、村上知行の七十一回本全訳がある。また、江戸時代後期の侠客である国定忠治の武勇伝はのちに『水滸伝』の影響を受けて脚色された。浪曲や講談で知られる『天保水滸伝』は、侠客笹川繁蔵と飯岡助五郎の物語に水滸伝の名を冠したものである。

翻案では吉川英治の遺作となった『新・水滸伝』、横山光輝の漫画作品『水滸伝』や森下翠、正子公也の『絵巻水滸伝』、北方謙三の小説『水滸伝』、吉岡平の『妖世紀水滸伝』などが知られる。また居酒屋チェーンに「酔虎伝」という屋号が存在するなど、広く人口に膾炙している。

※ 高島俊男『水滸伝と日本人』(筑摩書房ちくま文庫、2006年) ISBN 4-480-42274-9 を参照。


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注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


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[編集] 登場人物
水滸伝には数々の豪傑たちが登場する。それぞれ天傷星、天狐星など、百八の魔星の生まれ変わりである。百八とは仏教で言う煩悩の数でもあり、除夜の鐘で突かれる数でもある。

梁山泊
詳しくは水滸伝百八星一覧表を参照。

天魁星 宋江(そうこう) 梁山泊三代目首領。
天機星 呉用(ごよう) 梁山泊の軍師。
天間星 公孫勝(こうそんしょう) 道術使い。
天雄星 林冲(りんちゅう) 槍の名手。中国で「教頭」といえばこの人のこと。
天英星 花榮(かえい) 弓の名手。宋江無二の親友。
天貴星 柴進(さいしん) 後周皇帝の子孫。
天孤星 魯智深(ろちしん) 大力無双の破戒僧。
天傷星 武松(ぶしょう) 拳法の達人。
天暗星 楊志(ようし) 顔に青痣を持つ剣士。 
天殺星 李逵(りき) 二丁板斧の使い手。斬り込み隊長。
天微星 史進(ししん) 上半身に9匹龍の入墨を施している。百八星の中で最初に登場する。
天寿星 李俊(りしゅん) 水軍の総帥。
天巧星 燕(えんせい) あらゆる事に通じる美青年。
守護神 晁蓋(ちょうがい) 梁山泊二代目首領。百八星には含まれていない。
王倫(おうりん) 梁山泊の初代首領。落第書生で偏狭な人物であり、林冲らに粛清される。百八星には含まれていない。
梁山泊の関係者
羅真人(らしんじん) 公孫勝の師で強大な法力を持つ仙人。
王進(おうしん) 史進の師匠。元は八十万禁軍の教頭(武術師範)。
官軍、朝廷
高俅(こうきゅう) 太尉。元幇間。蹴鞠、棒術などに通じるが、心のねじけた悪漢。
童貫(どうかん) 枢密使。宦官で禁軍の総帥。帝に媚び売る奸物。
蔡京(さいけい) 宰相。朝廷の最高権力者で花石綱や収賄で私腹を肥やす。
慕容彦達(ぼようげんたつ) 青州の長官。帝の妃を妹に持ちそれを笠に好き放題をしている。
梁世傑(りょうせけつ) 北京の長官。蔡京の婿で収賄に精を出す。
高廉(こうれん) 高唐州の長官。高俅の従弟にして強力な妖術使い。
宿元景(しゅくげんけい) 太尉筆頭。数少ない清廉な人物。
徽宗(きそう) 皇帝。政治に関心が無く奸臣に朝廷を牛耳られている。
梁山泊の敵・市井の人々等
耶律輝(やりつき) 遼国王。宋国内の混乱に乗じ大軍を起こして宋の併呑を目論む。
田虎(でんこ) 河北を荒らしまわる盗賊の首領。
王慶(おうけい) 淮南の反乱軍の総帥。軽薄な色男。
方臘(ほうろう) 花石綱に不満を持つ民衆と喫菜事魔を利用し江南で反乱を起こした。
石宝(せきほう) 方臘軍の将帥。杭州、烏竜嶺にて泊軍の前に立ちはだかる。
祝朝奉(しゅくちょうほう) 祝家荘の庄屋。三人の息子とともに梁山泊を潰そうと企む。
曾弄(そうろう) 曾頭市の長。女真族で名を上げるため梁山泊を狙う。
西門慶 悪者。豪商で軽薄な色男。二次創作小説金瓶梅の主人公。
潘金蓮 (はんきんれん)武松の兄嫁。絶世の美女で毒婦。二次創作小説金瓶梅、もう一人の主人公。

[編集] 内容(百二十回本)

洪太尉、妖魔を走らす
[編集] 百八の魔星、再び世に放たれる
北宋は第四代皇帝仁宗の時代、国の全土に疫病が蔓延し、打てる手を尽くした朝廷は最後の手段として、竜虎山に住む仙人張天師に祈祷を依頼するため、太尉の洪信(こうしん)を使者として派遣する。竜虎山に着いた洪信は様々な霊威に遭うが、童子に化身した張天師と会い、図らずも都へと向かわせることが出来た。翌日、道観内を見学する洪信は「伏魔殿」と額のかかった、厳重に封印された扉を目にする。聞けば、唐の時代に、天界を追放された百八の魔星を代々封印している場所で、絶対に開けてはならないという。しかし、これに興味を持った洪信は道士らの制止も聞かず、権力を振りかざして無理矢理扉を開けさせる。中には「遇洪而開(こうにあいてひらく)」という四文字を記した石碑があり、これを退けると、突如目も眩まんばかりの閃光が走り、、三十六の天罡星(てんこうせい)と七十二の地煞星(ちさつせい)が天空へと飛び去った。恐れをなした洪信は、皆にこの事を固く口止めして山を降り、都へ戻った。


[編集] 高俅の栄達
その後、祈祷の霊験があって疫病は収まり、数十年の時が過ぎて、洪大尉を始め、龍虎山での事件を知るものの多くは既に世を去った。天下は第八代の皇帝が収める時代となっていたが、その寵臣に高俅という男がいた。この男は、その天才的な蹴鞠の腕だけで異例の出世を遂げた心の拗けた悪漢で、帝の寵愛を傘に好き勝手に振舞っていた。禁軍の棒術師範である王進は、父がゴロツキ時代の高俅を逮捕した事があり、報復を恐れて都から逃げ出す。途中、華州の豪農の一人息子史進に会い、彼に武芸を教授した。史進はその後、しばらくして少華山の山賊と交流を持つようになるが、これが役人に漏れ、故郷を出奔、諸国遍歴の旅に出た。史進は渭水で情に厚く豪放磊落な下級武官魯達と遭う。魯達は悪い高利貸に騙された旅芸人の親子を救おうとするが、誤って高利貸の肉屋を殺してしまい逃走、五台山に逃げ込んで出家し智深と法号を得る。だが、大の酒好きで天衣無縫の魯智深には寺務めは肌に合わず破門、何かと目をかけてくれる禅師の紹介で都の大寺院大相国寺の菜園番となる。

 

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