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http://alternativereport1.seesaa.net/article/119207006.html
2009年05月12日
アメリカとロシアに食い物にされる日本
「米軍内部のロシアン・イスラエル・マフィア・コネクション」、
http://alternativereport1.seesaa.net/article/115552762.html
「2009年、世界大恐慌を『生み出した』人脈」、
http://alternativereport1.seesaa.net/article/116149026.html
「姿を現す世界帝国」、
http://alternativereport1.seesaa.net/article/117252626.html
「オバマ大統領=ゴルバチョフの地下道」、
http://alternativereport1.seesaa.net/article/112213076.html
「プーチン=米国政府(CIA)」、参照。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/110953224.html
書物短評 : デーヴィッド・カーン 「暗号戦争」 早川書房
第二次世界大戦中の日本とアメリカの、暗号解読合戦の様子が本書では詳細に分析されて行く。情報戦・諜報戦での日本の敗北が、日本の軍事行動を完全に事前にアメリカに「読み取られ」、日本の敗北の決定的要因となった事が分かる。
戦争の勝敗を決めるのは兵器・軍事力ではなく、情報力・諜報力である事を、本書は歴史的事実として証言している。2009年、北朝鮮の核ミサイルに対抗し核武装を唱える事の愚行は、過去の戦争の勝敗要因を分析する事によって明らかになる。
第二次世界大戦中と比較して、2009年の、現在も、情報戦・諜報分野での「日本の決定的な弱さ」に変化は無く、日本は過去の「手痛い敗北から何も学んでいない」。
「戦争は他の手段をもってする政治である」(クラウゼヴィッツ)以上、北朝鮮問題等、政治外交の分野で日本が決定的に常に「敗北し続けている」事を、この「日本の決定的な弱さ」は明示している。
本書にはIBMと言うコンピューターの草分け的企業が、「暗号解読という軍隊組織の中から」、その成長の種子を育成させられて行った、興味深い事実が語られている。米国最大手の電信電話企業AT&Tも、同様である。
米国の3大TVネットワークの生みの親RCA社も含め、米国企業の多くが、軍隊の派生商品、軍の別働隊である事実は、「平和ボケ国家日本の住民=日本人」に、もっと認識されて良い。
平和時の情報産業の正体は、軍組織の別働隊である。
また、冷戦の始まる、はるか以前、第二次世界大戦以前から、ロシア諜報部はアメリカ社会、米軍諜報部の「中に深く溶け込み」、両者が深部で「計らずも一体化」して来た事実を見逃すと、日本は、今後、航路を誤る事になる。共産主義国家ソ連の時代においては、人材不足から、アメリカ諜報部に「深く溶け込んだ」ロシア帝政の諜報部が、「そのまま」継続使用されて来た。そのロシア帝政の「生き残り」の末裔が、旧KGB出身のロシア・プーチンの最大基盤でもある。
東側からは、アメリカというライオンが突撃して来る。西側からは、ロシアというチーターが突撃して来る。チーターとライオンがケンカするのだと思い、安心し、真ん中に立っていた羊の日本は、気付いた時には、ライオンとチーターのエサになっている。