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2009/05/10(日) 12:38:01 ID:EyGJk3hl
消費税問題で綱引き/公明、争点化を警戒
次期衆院選の争点に消費税問題が浮上しかねないと公明党が警戒を強めている。税制改革の道筋を
示す政府の「中期プログラム」改定と、社会保障を再検討する政府の「安心社会実現会議」の提言が
六月に相次いで予定され、麻生太郎首相の意向を反映し消費税率引き上げの必要性が盛り込まれる
可能性があるためだ。政府、与党内の今後の調整で、公明党は「増税が書き込まれたら選挙は戦えない」
(幹部)と強く主張する構えで、綱引きが激化しそうだ。
「自民党は景気対策に全力を挙げたが、同時に税制改革(の必要性)も言っている」。首相は三日、プラハ
での同行記者団との懇談で衆院選の争点を尋ねられると、消費税率引き上げを念頭にこう答えた。
これに対し公明党の太田昭宏代表は八日の記者会見で「景気対策が一番大事な争点。そのほかは社会
保障の充実と行政改革だ」と「消費税」に一言も触れず、不快感をにじませた。九日には北側一雄幹事長
が党都道府県代表との懇談会で「経済が厳しい状況で消費税(増税)という話にはならない」と争点化の
打ち消しに躍起となった。
自民党では石原伸晃幹事長代理が二〇一一年度にも消費税の税率を引き上げる方針をマニフェストに
明記するとの見通しを表明。政調幹部も「財政に対する責任を示すことで民主党との違いを明確にできる」
と強調している。
:2009/05/10(日) 12:38:48 ID:EyGJk3hl
中期プログラム改定をめぐって与謝野馨財務相は、増税による財政健全化を検討する考えを明言。安心
社会実現会議の提言に関しても、官邸筋は「消費税率引き上げを前面に出すことはないと思うが、社会
保障を扱えば必然的に財政の問題になる」と指摘する。
公明党も「将来的には消費税増税は避けられない」との立場だが、選挙の年は議論を避けたいのが本音。
国政並みに重視する七月の東京都議選を控え「六月に増税が焦点になるのは困る」(中堅)との声が根強
い。
自民、公明両党は昨年末、中期プログラムへの増税時期の盛り込みをめぐり攻防を繰り広げた経緯が
あり、太田氏は同プログラムを引き合いに「改定は景気好転が前提だ」とけん制する。
自民党にも、選挙前に消費税問題に触れるのは得策でないとの慎重論者が少なくない。今年一月には
税制改正法案をめぐって容認派と中川秀直元幹事長ら反対派が対立した。公明党には「『麻生降ろし』に
なりかねないので、首相は慎重に対処するのではないか」(幹部)との期待感もある。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090509.html