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2009年05月08日
首相官邸は日本最大の泥棒集団のアジト
書物短評 : 伊藤惇夫 「永田町『悪魔の辞典』」 文芸春秋社
著者は、かつて自民党事務局で長年、政権運営の「裏方」の仕事を担当して来た。近年では、永田町の裏事情「通」として、しばしばTV等にも顔を出している。
本書を一読すれば、大方の日本の政界裏事情が分かる。
特に、内閣官房機密費の部分は資料的価値が高い。
官房長官が「使途を決める」官房機密費は、国会、会計検査院に「使途を報告・説明する義務が無い」。
そのため、この官房機密費という国民の税金は、与党・自民党による野党議員の「買収」資金、国会議員の飲食・観光旅行・買春、豪遊、選挙資金に「流用」されている。その「圧倒的な使途」は、政権の政治運営のためでは「全く無く」、自民党と言う「私的利害集団の権力維持」のための選挙資金、本来は政治家個人・自民党と言う政党自身で調達しなければならない選挙資金に使われ、果ては買春・飲食に使われている。
この官房機密費の「バラマキ」によって、官界・政界の「支持」が官房長官に集まる。「金をモラッタ、お礼に官房長官を支援する」のである。つまり買収である。官房長官が首相への、「近道」と呼ばれる理由である。
本書には、与党政治家達が、この国民の税金で毎晩、赤坂・銀座で豪遊している様子が、自民党事務局内部で、この官房機密費=税金の「着服・窃盗」を毎日、直接、見ていた人間によって描き出されている。