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http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/research0904_004.html
Public opinion poll：2009.5.2 from：Infoseek ニュース編集部
第五回 内憂外患世論調査 ―― 楽天リサーチ調べ
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楽天リサーチは4月24日、楽天リサーチ登録モニター2,000人に対し、「選挙に関する調査」を実施した。この調査は毎週実施されており、今回で5回目。
まず、麻生内閣の支持率を調査したところ、支持率が21.1％、不支持率が78.9％となった。前回4月17日に実施された同様の調査に比べると、支持率は3.4％の下落である。支持率が落ちたのは3月13日に試験的に実施した調査を含めてもこれが初めて。
この調査結果が反映されることとなるであろう18日から23日にかけて、支持率を左右するような“失言”はなかった。
その中で挙げるとすれば、政府による国内総生産成長率見通しがマイナス3％に下方修正されるとのニュースが報じられたことがひとつ。ほか、4月17日、自民党の菅義偉選対副委員長が「世襲制限」について、マニュフェストに盛り込むとの意向を発表。これに対し、ベテラン議員らからは慎重な意見が聞かれた。
また、大人気アイドルグループSMAPのメンバーで、地デジ推進PRキャラクターでもある草なぎ剛さんが、公然わいせつ罪で逮捕されたことに対し、鳩山総務大臣が「最低の人間」と発言したことに対し、抗議が殺到したことも挙げられる。
支持政党に関しては、民主党が21.8％で自民党（17.4％）を抑えて今回も変わらずトップであった。今回は、民主党が前回に比べ2.4％ほど上昇していることに加え、公明党が1.4％とこれまでで最も大きい下げ幅を見せていることが特筆に価する。
これには、「総選挙は都議選の後で」との公明党による自民党への働きかけが活発化していたことへの有権者の目が少なからず影響しているものと思われる。
連立与党である自民党と公明党の支持率の合計は18.8％で、これまでの21.7％（3月27日調査）→19.9％（4月3日調査）→20.6％（4月10日）→20.0％（4月17日）の中でも最低数値となった。
また、「支持政党はない」が54.5％（55.3％）と前回調査までの上昇傾向に一端の歯止めがかかった。
一方で、「次期選挙の投票に行くか」という設問では、「必ず行く」が、52.0％→45.6％。「おそらく行く」は27.7％→28.5％と、総数として「投票に行く意思がある」との答えは若干下落した。ひるがえって、「絶対行かない」が2.9％→9.9％と大幅に上昇。「おそらく行かない」と答えた人も8.1％と前回の7.8％よりやや増加した。
次期衆院選において注目するポイントを聞いたところ（複数回答可）、景気対策との答えが54.8％と前回と変わらず、半数以上の人が挙げた。引き続き、景気の悪化と生活への不安が色濃く反映されていると見られる。
さらに、「年金問題への対策」（30.5％→28.7％）「雇用の安定と創出」（26.1％→25.9％）、「社会保障制度への対策」（23.8％→24.4％）、「官僚機構の諸問題に対する改革案」（21.0％→21.0％）、「政治とカネに対する姿勢」（19.4％→17.9％）なども上位に挙がった。
この結果には、引き続き深刻な景気不安に対する不信感と、個人の生活を維持する上での不安感が見受けられる。
「あなたが次期首相に期待する資質・政策は何ですか（複数回答可）」との質問については、「現在の経済不況に対する有効な政策を実行することができる」が36.6％→36.3％、「考え・行動にブレがない」が35.1％→35.0％、「政治とカネについてクリーンである」が33.9％→33.1％、「困難を打開する力がある」が34.2％→31.1％となった。
ほか自由回答では、前回同様「安心して子供を生み育てる政策」や「身内（仲間）に甘くない」「国家元首としての自覚と国民へのおもいやり」を挙げた回答が多く見られた。
最後に、第五回に特別に調査した、「西松建設から民主党 小沢一郎代表に不正な献金がされたとのことに対する意識調査」では、以下のような反応が見られた。これは、ひろく政治家に対し、カネにクリーンであることを望む有権者の意識が如実に表れたものと見られる。
また、同じく今調査で「世襲政治家の是非」を問うたものに対しては、「この考えを支持する」が、55.6％。「この考えを支持しない」が、44.5％となった。
その詳細については、大きく分けると世襲議員に対し、「世襲だからといって、個人の能力は左右されない」とする意見と「世襲が増えることで世間との意識の乖離が見られる」とする意見となった。
いずれの意見も、「選挙区を受け継ぐことがなければ制限は必要ないのではないか？」とする任意の記述回答が多く見られた。
小沢氏の代表職続投と検察についての意識調査
※複数回答（3つまで） 小沢氏は代表の職を退くべきだ 53.5％
小沢氏は代表の職を退くべきではない 14.8％
検察による一連の捜査は適切だった 26.3％
検察による一連の捜査は適切でなかった 18.7％
検察はほかの議員も捜査対象とすべきだ 62.0％
検察はほかの議員を捜査対象とする必要はない 2.2％
その他（＿） 6.3％
「楽天リサーチ×Infoseek ニュース」 独自世論調査
第四回 内憂外患世論調査 ―― 楽天リサーチ調べ>>
第三回 内憂外患世論調査 ―― 楽天リサーチ調べ>>
第二回 内憂外患世論調査 ―― 楽天リサーチ調べ>>
第一回 内憂外患世論調査 ―― 楽天リサーチ調べ>>
【調査概要】
調査エリア ：全国
調査対象者 ：15歳〜69歳の男女 ＊投票行動についての設問は20歳〜69歳
回収サンプル数：2,000サンプル
調査手法 ：インターネットリサーチ
調査日 ：2009年4月24日
調査実施機関 ：楽天リサーチ株式会社
詳しいデータは楽天リサーチで>>
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その週の出来事
2009.4.20
中川前財務相が北朝鮮のミサイル発射を批難する国連安保理の議長声明に反発し、核開発再開を宣言したことに対し、「核には核で」と発言。
2009.4.21
2009年度の実質国内総生産成長率見通しをマイナス3％前後に下方修正する方向で政府が調整に入った。
和歌山毒カレー事件の林真須美容疑者に死刑確定。
靖国神社の春季例大祭にあわせ、麻生首相が私費で「真榊」を奉納した。
2009.4.23
SMAP 草なぎ剛さんが公然わいせつの容疑で逮捕される。鳩山総務大臣の「最低の人間だ」発言に抗議が殺到する。
ソマリア沖の海賊対策で自衛隊を随時派遣可能にするための「海賊対策法案」が衆院を可決。
2009.4.24
鳩山総務大臣が前日の「最低の人間だ」発言を訂正。
国の直轄公共事業に対して地方が負担する「直轄事業負担金制度」の見直しを求める意見書を地方分権改革推進委員会が提出。
麻生首相と安倍元首相らが首相公邸で会談。「解散より補正」との意見で一致。
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