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主権者の「小沢一郎論」 旅のスケッチとして
2009年05月02日 02時07分44秒 | 第45回衆院選(前哨戦)
“スケッチ”というと絵のイメージが強いですが、音楽用語にも“スケッチ”があります。ベートーヴェンは散歩中にひらめいたアイディア(楽想)を楽譜に書きとめました。その“スケッチ”を基に壮大なシンフォニー(交響曲)を作り上げたそうです。
私はこの“スケッチ”という感覚を、政治を論じる上でも大切にしたいと思います。
静岡県に3日間滞在して、各日1人ずつの主権者の「小沢一郎論」を聞くことができましたので、ご報告します。で、私はこれまで「西松事件」と表現してきましたが、本質が見えてきましたので、「小沢一郎論」「小沢問題」という表現をしていこうと思います。
@日目のスケッチ
総支部長の辻立ち演説中に総支部長を紹介したプレス民主号外、緊急経済対策ビラ(政策ビラ)の2枚の三つ折りビラをセットにした宣伝物を配りました。
総支部長がマイクで演説中に、自転車に乗ったご婦人がかけつけました。
歳の頃合いは45歳、専業主婦だとお見受けしました。
「すいません、私は分かるけど、少し(演説の)しゃべりが早いわ。私は(政治のことは)ある程度、分かるけど、分からない人には演説の内容が聞き取れないんじゃないかしら」とご指摘。
演説を終えた総支部長が走ってきて、話し相手をバトンタッチした後も背中越しにお話を伺いました。
総支部長に同じ話をされたご婦人は「私は民主党だし、政権交代を応援しているから頑張って」。
自転車を一瞬、元来た方に切りかけて、「あっそれから・・・」
「小沢さんの件だけどね、私は問題ないと思うの。50年を超える官僚政治を変えるには、ある程度(政府の中を)知っている小沢さんじゃないといけないと思うわ。今度の件は、なんて言うのか、必要悪っていうのかな、分からないけど」
自転車のカゴには荷物がありませんでした。家の中で演説を聞いて、出てきてくださったのでしょう。
(私の感想)「政治のことを『分かる』とおっしゃった政治意識の高いご婦人が、小沢問題は『分からない』とおっしゃった。やはり小沢さんの説明は不足しているのではないか。それと、「小沢問題」はけっしてタブーではないんだな。
A日目
総支部長の同級生のお父さんが、自ら電話をくださり、事務所に駆けつけてくださいました。総支部長とお父さんは初対面。もちろん、息子の話から。定年が近いとおっしゃっていましたから59歳でしょう。職場の労働組合の委員長を10年近く務めたそうで、「社会党は政権を獲る気がないから、ダメだった。でも一党独裁はダメだ」。それからいろいろな話をしている最中に突然、「小沢問題」になりました。
「それから3月の小沢さん、あれは電撃的にやられたね。(政府自民党の)ズルだね。あれはみんな(事件の本質を)分かっているよ。言ってみりゃ、制限速度40キロのところを、何キロオーバーだか分からないけど、10キロオーバーで走ったようなもんだよ。10キロオーバーで罰金(をとられたという話)は(聞いたことが)ないよ」
(私の感想) 「違法献金事件」という新聞用語に関しては、私は今でも「虚偽記載」というよりも「記載ミス」という感覚を持ち続けています。ですから、「違法献金」という認識が刷り込まれてしまったな。もう一つの新聞用語「巨額献金事件」でいけば、小沢さんの脇の甘さ(総支部周りの小沢事務所秘書の人件費・滞在費&「西松」が札付きの会社なのに1月から「必要なら返金する」と言いつつ事務処理を怠った)があります。3月のテレビジョン&新聞のネガティブキャンペーンは多少効いている。ここでも「小沢問題」はタブーではないな、話題作りになっているなと感じました。