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明代版『三国志演義』からの「桃園の誓い」の挿絵。黒牛・白馬をおき、三人は祭壇の前で誓いを立てる。桃園の誓い(とうえんのちかい)は、桃園結義(とうえんけつぎ)とも称され、『三国志演義』の序盤に登場する劉備・関羽・張飛の3人が、宴会にて義兄弟(長兄・劉備、次兄・関羽、弟・張飛)となる誓いを結び、生死を共にする宣言を行ったという逸話のことである。
これは正史の『三国志』にない逸話であって創作上の話であるとされているが、劉備が二人に兄弟のような恩愛をかけ、関羽・張飛は常に劉備の左右に侍して護り、蜀漢建国に際して大いに功績があったという史実に基づいて作られた逸話である事は間違いない。
「我ら三人、姓は違えども兄弟の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、困窮する者たちを救わん。上は国家に報い、下は民を安んずることを誓う。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、願わくば同年、同月、同日に死せん事を」[1]という誓いの言葉は、『演義』の中でも非常に有名である。
^ 原文は以下の通り。「念劉備、關羽、張飛,雖然異姓,既結為兄弟,則同心協力,救困扶危;上報國家,下安黎庶;不求同年同月同日生,只願同年同月同日死。皇天后土,實鑒此心。背義忘恩,天人共戮!」
[編集] エピソードの概略
文章を読む劉備と関羽・張飛所は涿県(たくけん)。
黄巾軍対策の義兵を募集している高札の前で劉備がため息をつくと、張飛が「大の男が世のために働かず、ため息をつくとは何事だ」と声をかけてきた。劉備が自分がため息をついたのは己れの無力に気付いたためだと言うと、張飛はそれなら自分と一緒に立ち上がろうと酒に誘う。訪れた酒場で彼らは、赤ら顔と見事な髯を持つ一人の偉丈夫、すなわち関羽と出会い意気投合する。
張飛の屋敷の裏の桃園で義兄弟の誓いを交わした三人は、彼らの呼びかけに応じた者達と酔いつぶれるまで酒に興じた。その翌日、人が集まったは良いが軍馬が無いことに気づくが、偶然近くを訪れた馬商人張世平と蘇双に馬や軍資金などを援助してもらう。そして劉備は雌雄一対の剣、関羽は八十二斤の青龍偃月刀、張飛は一丈八尺の鋼の蛇矛を鍛冶屋に造らせた後、彼らは集まった約500の手勢を率いて幽州太守劉焉のもとに馳せ参じた。
この「桃園の誓い」は