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2009/04/22(水) 01:17:41 ID:m4O3p9hs
選挙:稲敷市長選/坂東市長選/筑西市長選 自民基盤に地殻変動? /茨城
4月21日14時1分配信 毎日新聞
◇現職3連敗−−有権者、組織選挙になびかず
「平成の大合併」後の市政を評価する初の選挙戦となった稲敷、坂東、筑西の3市長選は、いずれも地元の自民党議員らに支えられ
組織選挙を展開した現職が無所属新人に敗れる波乱の展開となった。新人3氏とも保守系で、自民党支持基盤内部の地殻変動の色合いが
濃い。組織選挙になびかなかった有権者は、自民党離れの勢いを加速させるのか。自民党県連にとっては、次期衆院選や知事選の不安材料
となりそうだ。
筑西市長選では、自民・公明両党の県連推薦に加え約150団体の支持を背負って組織選挙を展開した冨山省三氏(70)が、組織に頼らず
市内を地道に回った元市議の吉沢範夫氏(45)に約4000票の大差で落選した。冨山陣営は「旧態依然の選挙戦を繰り広げ、世間の空気を
読めなかった」と悔しさをにじませる。ある自民県連幹部は公示後「(冨山氏は)何とかいけそうだ」と話すなど、終盤に気の緩みが見え隠れしていた。
自民党県連の山口武平会長のおひざ元、坂東市でも県連地元支部が支持した現職の石塚仁太郎氏(58)が草の根の選挙を展開した吉原英一氏
(60)に敗れ自民党の衰退を印象づけた。吉原氏陣営は、石塚氏が05年の旧岩井市と旧猿島町の合併後、出身の旧岩井地区を優遇したと分析。
旧猿島町を重点的に周り、不満を吸収する形で支持を広げた。吉原氏支持の県議は「合併後のかじ取りが現職批判票に直結した」と話す。
稲敷市長選で元NHK職員の田口久克氏(60)に大差で敗退した、現職の高城功氏(62)陣営も、市発注の談合事件への批判だけでなく「(高城氏が
合併後)出身の旧東町地区を優遇し、不満が出たのも事実だ」と語る。
高城氏の出陣式には葉梨康弘衆院議員や周辺の市町村長が顔をそろえ、景気づけの木やり歌を披露したが、組織力の誇示は談合事件でついた癒着イメージを
増幅させ逆効果となった。
現職3市長に対する批判票は今のところ保守地盤の中で収まっているが、自民党組織力の低下を防ぐ秘策は見えない。同党は「首長選も候補者のイメージが
重要になってきた」(県連幹部)と危機感を強めている。
4月21日朝刊 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090421-00000154-mailo-l08