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2009/04/19(日) 17:09:55 ID:mfkcbmZ1
「世襲制限」に異論噴出=菅氏は衆院選公約に、首相は慎重−自民
自民党の次期衆院選マニフェスト(政権公約)検討チームの座長を務める菅義偉選対副委員長が、国政
選挙で世襲候補の立候補を制限する「世襲制限」を打ち出したことに、党内から異論が噴出している。菅氏
はマニフェストに盛り込み、同党のイメージアップを図りたい考えだが、党内の抵抗は強く、調整は難航し
そうだ。
自民党の衆院議員303人のうち、父母や祖父母らから「地盤」「看板」を引き継ぎ、世襲とみなされる議員
は104人で、3人に1人を超える割合。麻生内閣は麻生太郎首相と閣僚の計17人のうち世襲議員が11人
を占める。
世襲に対する批判が強まったのは、安倍晋三元首相、福田康夫前首相と2代続けて世襲議員が政権を
投げ出し、小泉純一郎元首相が次期衆院選の後継者に次男を指名したことなどからだ。
もともと菅氏は秋田県の農村出身のたたき上げで、世襲議員とは異なる苦労人。菅氏が今回「世襲制限」
を提唱したのは、民主党が世襲の制限か禁止をマニフェストに盛り込む方針を固めたことから、それに
対抗する狙いがある。小泉氏への世襲批判が自民党批判につながることを懸念しているともみられ、13日
の講演では「自民党が身を切らないと選挙には勝てない。世襲制に歯止めを掛け、国民の前に打ち出さな
いといけない」と訴えた。
しかし、党内の反応は冷ややかだ。17日の党役員連絡会では、実父が元外相、叔父が元運輸相の小坂
憲次衆院議院運営委員長が「わたしは世襲制の権化みたいなものだ」と世襲制限に反発。党内には「制限
すれば、有能な人材が野党に取られる」(幹部)、「中選挙区制に戻らない限り、世襲は減らない」(党関係
者)と実現を困難視する声が多い。
こうした雰囲気を察してか、自身も世襲議員の麻生首相は「立候補は被選挙権を得た方はどなたでも
(できる)ということになっているから、制限はなかなか難しい」と慎重姿勢を示している。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009041900076