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2009/04/18(土) 14:44:59 ID:m5AVYCpX
近聞遠見:平沼赳夫のテレビ批判=岩見隆夫
三たび、テレビと政治について−−。
衆院選が近づくと、政治が頻繁に画面に登場する。政治家はテレビとどう付き合い、テレビ側は政治を
いかに料理するか。
06年9月、ある事件が起きた。TBS系列の深夜政治トーク番組<アサ(秘)ジャーナル>最終回スペ
シャルの録画撮りが行われた時だ。
多くの政治家が出演したが、その一人、平沼赳夫元経済産業相は、番組司会役の漫才コンビ、浅草
キッドのほかに、参院議員の山本一太(自民党)、荒井広幸(無所属)の2人がタキシードを着込み司会
席にいるのを見て驚く。
まるでテレビタレントじゃないか、と我慢がならず、平沼は近づくなり、大声で、
「君たちは何をやっているのだ。そんなことをしていると抹殺するぞ」
と怒鳴った。ちょっとした騒ぎになる。山本はこのてん末をブログに書き、
<恫喝(どうかつ)された>
と反論したことから、事件として永田町に広がったのだ。
テレビと政治、というテーマを考えるうえで、一つの素材を提供している。テレビと付き合う場合、どこに
線を引くか、節度といってもいい。テレビ側の見識も問われる。
670 :平成外骨 ◆qZHdr9scwg :2009/04/18(土) 14:45:35 ID:6H/+UwRZ
>>660
それだったら、参議院をそういう形態に変えればいいんだよ。
むしろ道州制を導入した場合にそうするべきだろうと思う。
671 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/04/18(土) 14:45:55 ID:m5AVYCpX
平沼は新著「七人の政治家の七つの大罪」(講談社)のなかで、この一件につき、
<確かに、抹殺という言葉は穏やかでなかったかもしれない。だが、彼らの態度は見逃すにはあまりにも
軽薄で、陳腐なものだった。
私が怒ったのは、メディアへのスタンスに対してである。彼らが政治家ではなく、政治屋として、喜々として
テレビで騒いでいることだったのだ>
と手厳しく非難した。
日本テレビ系列の番組<太田光の私が総理大臣になったら……秘書田中。>についても、平沼は、
<総理に扮(ふん)して政治を語るのは、お笑いタレントの範疇(はんちゅう)を逸脱したものではないか。
まして、政治家が出演し、設定上のこととはいえ、お笑いタレントを「総理」と呼ぶなど論外だろう。人気
ほしさに自分自身で政治家の存在を軽くしてしまっているのだ>
と番組、政治家の双方を批判している。また、テレビ朝日系列の<ビートたけしのTVタックル>は、政治
をちゃかすような内容、<朝まで生テレビ!>も、自分の言いたいことが主張しきれない、と平沼は否定
的な評価をした。出演依頼も断ってきたという。
政治の動向がテレビに大きく左右されるテレポリティクスの時代に入っているからこそ、政治番組の質は
たえず吟味されなければならない。その点、平沼の指摘は、実力政治家の警鐘として傾聴に値する。