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高山病
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高山病(こうざんびょう、altitude sickness)とは、低酸素状態に置かれたときに発生する環境症候群。
[編集] 関連項目
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2,400m 以上の高山に登ったときに酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状としては、呼吸困難、頭痛、めまい、食欲不振、脱力などである。他にも、手足のむくみ、睡眠障害、運動失調なども挙げられる。低酸素状態において6〜12時間で発症し、一般には4〜5日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫や高地肺水腫を起こし、死に至ることもある。
2006年7月8日、外務省診療所の山口寛所長の調査で、1996年から10年間で、ネパール、ペルー、タンザニアの日本大使館が把握している中での、日本人高山病発症者の内、少なくとも26人(平均年齢は50歳)が死亡していると発表。
[編集] メカニズムと対処
メカニズム:吸入酸素分圧の低下による低酸素血症が原因。重症化すると脳浮腫や肺水腫を引き起こすこともある。
予防対策:血液中の酸素飽和度は、小型のパルスオキシメーターを使って比較的簡単に測定できる。これを使えば、酸素欠乏症に移行する前に予防策が立てられる、と期待されている。
治療:パルスオキシメーターで酸素不足が確認されたら、根本的な治療は低地への移動することである。重症の場合は、直ちに集中的治療が必要である。