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森田知事:今も代表の自民支部で企業献金、1億6000万円 /千葉
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/398.html
投稿者 ドキッ!プロ奴隷だらけの水泳大会 日時 2009 年 4 月 08 日 05:41:32: hSNyXCkDoAhxY
4月6日12時2分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090406-00000093-mailo-l12
◇完全無所属
◇資金管理団体へ4年分1億4400万円寄付
「完全無所属」を名乗り100万票を集めた森田健作知事(59)が、今も都内で自民党支部の代表を務め、企業献金を受けていたことが当選直後に発覚、波紋を広げている。選挙中は「知事選に政党の争いを持ち込むな」と訴えていた。「有権者をだました」「取るに足りない問題だ」と賛否は分かれている。問題の党支部の実態や金の流れについて、政治資金収支報告書などから判明した事実を報告する。
【井上英介、森有正】
◇金の流れ
森田氏が代表を務めるのは「自由民主党東京都衆議院選挙区第二支部」。自民党が小選挙区ごとに作る支部かと勘違いしそうだが、こちらは「自由民主党東京都第二選挙区支部」。衆院東京2区選出の自民現職、深谷隆司議員が支部長を務め、両支部は何の関係もない。
森田氏の第二支部の収支報告書によると、企業や個人から毎年数千万円の寄付(献金)を受け、大半を自分の資金管理団体「森田健作政経懇話会」へ寄付している(04〜07各年の出と入りは別表)。第二支部は、この4年間に企業献金だけで計1億6000万円を集め、懇話会に1億4400万円を流した。
政治資金規正法は、政治家個人や政治団体(資金管理団体)への企業献金を禁じるが、政党への献金は認めている。政党と政治団体(資金管理団体)の金のやり取りもOK。懇話会は第二支部を受け皿に企業献金を得ている格好だが、違法ではない。同法がザル法と言われるゆえんだ。
◇実体は「?」
第二支部に、活動実体はあるのか。
森田氏は03年10月まで衆院議員だった。その03年の収支報告書は、後援者1612人が納めた会費計74万3100円を収入として計上している。支出面でも経常経費(人件費や水光熱費など)や政治活動費(組織活動や宣伝など)の各項目に金額を記載し、活発な活動ぶりがうかがえる。
ところが、議員でなくなった04年以降、企業や個人から活発に寄付は集めるものの、会費収入はゼロ。支出では懇話会への寄付が大半を占める一方、水光熱費は一度も払っていない(03年は2万1706円)。
東京・京橋の雑居ビルの5階に「森田事務所」の看板がかかる。森田氏が構える事務所だ。第二支部と懇話会が法令に従って届け出ている所在地は、ともにこの事務所だ。
議員でなくなった森田氏を支部の代表としていることについて、自民党組織本部は毎日新聞に「辞職後も自民党の党勢拡大のために支部長に選任した」とのコメントを寄せた。つまり、森田氏は知事選告示後はともかく、長く自民党のために働き、党本部のお墨付きまでもらっていた。
◇選挙資金
森田氏は05年の知事選にも立候補し、敗れた。収支報告書によると、その年、第二支部は懇話会へ8061万円を寄付する。その懇話会は同年、鈴木栄治氏(森田氏)個人に4000万円、「元気モリモリ、千葉を日本一にしよう会」に4500万円をそれぞれ寄付した。「しよう会」は公職選挙法に基づく知事選の確認団体(告示後に選挙運動ができる唯一の団体)だ。
3日の衆院法務委で公明党の富田茂之議員が05年の金の流れを取り上げ「第二支部や懇話会を通じた迂回(うかい)献金ではないか」と追及した。
自民党は前回、無所属の森田氏を「支持候補」としており、第二支部が資金の出元だったとしても、筋が通らないことはない。だが、今回自民党は自主投票で臨み、森田氏も無所属を強調した。支部が出元であれば、有権者にどう説明するのか。森田氏は当選翌日、こうした疑念をきっぱり否定した。それを裏付ける収支報告書はまだ公表されていない。
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◆森田氏会見
◇(自民支部使った資金集めは)してない
政党支部を巡る3月30日の森田氏の会見は次の通り。(敬称略)
記者 4年前に出馬を決めたというが、なぜそのまま第二支部の代表を務めているのか。また、支部から資金管理団体に金が流れているのはなぜか。
森田 前回負けた後、自民党の応援に行ったり党勢拡大のためにやってきた。しかし、無所属で出ると決めた時点で全部停止した。支部から今回のこと(知事選)に流れるようなことは一切ない。万が一、間違ってそういうことがあったとしても、全部返金するように事務局に言ってある。全く問題ないこと。弁護士にも確認し、問題ないと聞いている。
記者 支部はまだ解散していないのか。
森田 今はまだ事務手続きしてない。解散しようと思ったが、いろいろ手続きが必要だ。人が少ないのでとりあえず事実上停止し(選挙が)終わったらちゃんとしようと。
記者 それはいつか。
森田 早くやる。
記者 収支報告書を見ると、4年前の落選から今回の出馬まで支部から資金管理団体に金が流れている。4年間の活動に使ったのか。
森田 いや、あの、それはねえ、例えば政党支部の人件費とか。私は自民党だけではなくいろんな人の支持があるので、そういう受け皿も考えなきゃいけないし。間違った発言するといけない。文書で(質問を)出してもらえれば文書で答える。
記者 完全無所属をうたって出馬したのに、自民党支部を使って資金集めをしていたことへの道義的責任は。
森田 いやいやいや、してないって。そんなことは。そんなことするわけない。
記者 資金管理団体は企業から献金受けられないが、政党支部なら受けられる。
森田 出馬までは自民党の代議士やいろんな人の応援に行き、党勢拡大のために頑張ってきた。それは当たり前じゃないですか。
記者 支部から資金管理団体に渡った金が政治資金に使われた。
森田 使われてないって。
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◇森田氏の第二支部の金の出入り◇
企業から 個人から 懇話会へ
04年 5475万円 1410万円 4388万円
05年 6789万円 2377万円 8061万円
06年 2069万円 230万円 1425万円
07年 1852万円 207万円 494万円
計 1億6185万円 4224万円 1億4368万円
※政治資金収支報告書から。1万円未満は切り捨て
4月6日朝刊
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