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2009/04/02(木) 00:29:33 ID:gRgv+wnG
発信箱:世論とは何か=与良正男(論説室)
小沢一郎民主党代表の秘書が政治資金規正法違反事件で逮捕された直後、何人もの民主党議員が
少し予想外という表情でこう言った。
「事務所にかかってくる電話は『小沢さんがんばれ』『東京地検特捜部に負けるな』ばかりだ」
私のもとに寄せられる手紙やメールも大半は特捜部批判や事件報道を連日繰り返す私たちマスコミへの
批判である。「自民党を利するだけだ」というわけだ。霞が関の官僚機構に大なたを振るおうとしている民主
党を、特捜部は官を代表してつぶそうとしているのだという意見も多い。
これも一つの世論であり、特に報道への批判には謙虚に耳を傾けたいと思う。しかも、これらの方々は総じ
て政権交代に期待している。長年、政権交代の必要性を書いたりしゃべったりしている私としては国民意識
の変化にうれしくなるほどだ。恐らく小沢氏が「ここは引けない」と考えるのは、こうした声にも押されている
のだろう。
だが、私のように小沢氏は代表を辞任すべきだと書くのが「自民党を利する」のだろうか。世論調査では6割
以上の人が辞任した方がいいと答えている。これもまた世論のすう勢である。この中には民主党の支持者や
政権交代に期待している人も多いはずだ。
麻生太郎首相を例に出すまでもない。何より、リーダーは国民の信頼がなければ、今の危機的な経済状況
は乗り切れない。次の総選挙で民主党が勝つとする。小沢氏は首相をしながら裁判闘争を続けるのだろうか。
国会審議は、この問題に多くの時間が割かれてしまうのではないか。
小沢氏の続投を願っているのは実は自民党だ。続投は自民党を利することでもある。
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090402k0000m070132000c.html