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早実、V候補天理にサヨナラ勝ち/センバツ
2009.3.27 05:00
操作メニューをスキップして本文へ 印刷するブックマーク :サヨナラ打を放った小野田(1番)は、ナインと抱き合って喜んだ【フォト】 第81回選抜高校野球大会1回戦(26日、天理3−4x早実、甲子園)敗退が続いていた関東勢が反撃開始。早実(東京)は、今大会優勝候補の天理(奈良)に4−3でサヨナラ勝ちした。
快感が体中を突き抜けた。3−3の九回一死二塁。左翼フェンスに直撃した打球が弾む。サヨナラ適時打を放った小野田が歓喜で躍り上がった。
「走りながら入れ、入れ、と祈った。どんな球でも初球から振っていこうと思っていた。本職の投球が悪かった分、バットでカバーできました」
マウンドでは役割を果たせなかった。MAX138キロの直球とスライダーで四回までは1安打無失点に抑えたが、自らの本塁打などで奪った3点は五回と六回ではき出した。六回に4連打で同点にされると、鈴木に譲り右翼の守備へ。
「監督から後で投げるかもしれないから気持ちを切るなと言われた。打撃と守備に集中しました」
ここまで優勝候補の慶応など関東勢5校が敗退。しかも、初戦の相手は強豪・天理…。立ちこめる不安を吹き払ったのは、OBの斎藤佑樹投手(早大3年)だった。
試合前日の25日。斎藤や、小野田ら早実投手陣が通院する都内の治療院の関係者が宿舎を訪れ、ビデオテープを渡した。映っていたのは、笑顔で激励する佑ちゃん。「緊張しないで大優勝旗を早実に持って帰ってきてください」。ナインの士気は一気に高まった。
斎藤を擁して全国制覇を果たした2006年夏、小野田は引き分け再試合となった決勝の死闘をテレビで食い入るように見た。斎藤にあこがれて北海道・旭川から早実入りしたエースは、「次は投げる方で目立ちたい。斎藤さんたちは(06年78回大会で)8強。それに並びたい」。強豪を倒した勢いに乗って、早実が快進撃を始める。(山田利智)