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http://sports.yahoo.co.jp/news/20090324-00000113-jij-spo.html
最後はイチロー=不振を一気に帳消し【WBC】
時事通信 - 2009/3/24 15:31
最後に試合を決めたのは、イチローだった。優勝トロフィーを囲んで記念写真に納まる選手たち。その中心にはやはりというべきなのか、この男がいた。
流れをつかみ切れない苦しい戦い。あと一押しが足りない拙攻が続いていた。あげくの果てには9回2死の土壇場で追いつかれた。しかし、明け渡したかに見えた流れを、日本のリードオフマンが引き戻した。
10回、内川の右前打に続き、稲葉の犠打、岩村の左前打などで2死一、三塁。またとない好機で出番を迎えた。カウント0−2から4球連続ファウルで粘る。5球目の内角低めのスライダーは何とかカット。この時、「いろんなことを考えていた。ここで打ったら(運を)持っているな、とか」というのは照れ隠しもあるだろう。7球目を見送り、フルカウントからの8球目、林昌勇がこの打席で初めて投げたチェンジアップを、見事に中前へはじき返した。
5日の開幕から不振が続き、米国に入ってからも打棒は上向かなかった。球場のスコアボードにはイチローのものとは思えない数字が並んだ。その苦闘を、一気に帳消しにしてしまうような千両役者の働きだった。
「大きな期待、重圧の中ではパフォーマンスが上がってこない。想像以上の苦しみ、つらさを経験した」。仲間に救われることも多かったというチームリーダーが、最高の場面で借りを返してみせた。
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[ 2009/3/24 18:57 更新 ]